序盤から遊び人を扇動して一体感を演出
2022年1月1日に読売新聞の朝刊広告で再始動を告知したGANG PARADE(以下、ギャンパレ)。グループは2020年3月にGO TO THE BEDSとPARADISESという2つのグループに分裂。それ以来、ギャンパレは活動休止状態だったが、GO TO THE BEDSとPARADISESのメンバーがそのまま合体することによって、2年ぶりの復活を遂げた。
1月2日にはSpotify O-WEST で「GANG PARADE 再始動ライブ」を開催、さらに翌日にも同会場でライブを行い、遊び人(※ファンの総称)を歓喜させた。
3月26日には、「WACK合宿オーディション2022」で、WAgg(※WACKのアイドル育成プロジェクト)のアイナスターが昇格、さらに候補生のカ能セイが加入することが決定、合わせて全国ツアー「GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR」の開催と、2021年10月22日より休業中だったナルハワールドの復帰が発表された。
WACK史上、最大人数となる13人という大所帯で再スタートを切ったギャンパレ。当初は全国ツアー初日となる5月13日の公演が新体制初ライブの予定だったが、メンバーの新型コロナウイルス感染により中止。5月21日に神奈川・Yokohama Bay Hallで行われた公演が新体制初ライブとなった。
全国ツアーの公演は全てソールドアウトとなり、7月には東名阪を巡る追加公演「GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR “HIGH HOPES”」を開催。そのファイナル公演が7月12日にSpotify O-EASTで行われた。
開演時間になり、煌びやかなSEが流れると客席からクラップが鳴り響き、右腕に各々メンバーカラーのLEDバンドを装着した13人がステージ上に登場。横一列に整列すると、「はじめまして!私たちエンジョイプレイ。みんなの遊び場。GANG PARADEです!よろしくお願いします!」と挨拶するや否や、今年3月9日にリリースした新生ギャンパレの初シングル「PARADE GOES ON」のイントロが流れ、13人は「イエー!」と雄叫びを上げる。2人1組で抱きしめ合ったり、全員で手を繋いだりと、めまぐるしくフォーメーションをチェンジしながら、ステージを所狭しと躍動。“かけがえのないときをこえて おどりあって パレエドは続く”と力強いメッセージを届ける。
疾走感に満ちた「BREAKING THE ROAD」でエネルギッシュにシャウトし、続く「Happy Lucky Kirakira Lucky」では「一緒に踊ろう!」と遊び人を扇動して一体感を演出、序盤からハイテンションで突き進む。メンバーそれぞれが溢れんばかりの笑顔を浮かべ、ライブすることの楽しさを全身で表現した。