カ能セイはいいギャップの持ち主
――カ能セイさんは「WACK合同合宿オーディション2022」を経てギャンパレに加入しましたが、オーディションを受けたきっかけを教えてください。
カ能セイ(以下、セイ) もともとWACKのアイドルが好きで、合宿オーディションもニコ生でずっと見ていたんです。それで自分もWACKのアイドルになりたいなと思って応募しました。

――WACKのどこに魅力を感じたのでしょうか?
セイ アイドルは可愛いというイメージがあったんですけど、それを覆されたというか。いい意味で衝撃が大きかったですし、どのグループよりも思いが一番伝わってきました。ただWACKを好きになってから、他のアイドルさんにも興味を持つようになって、今は色々なアイドルを勉強しています。
――合宿オーディションといえばデスソースですが、それまで食べたことはありましたか?
セイ なかったです。辛いものが好きなので、いけるんじゃないかという謎の自信があって、合宿で初めて口にしたんですけど全然ダメでした……。事前に1回練習しておけば良かったなって反省しました。
――練習したから食べられるものでもないですけどね(笑)。合宿前に事前準備などはしましたか?
セイ 課題曲の歌とダンスは家で練習して臨みました。ただ課題曲が発表されてから、合宿までの期間が短かったですし、課題曲が大量にあって、分からない曲も何曲かあったので、けっこう大変でしたね。
――合宿で一番印象に残っていることは何ですか?
セイ 3日目、4日目あたりに、どうしていいのか分からない状態になって。その時に「つよがりさん」(BiSの曲)という曲をやらせていただいたんですが、練習中に思い詰めてしまって……。渡辺(淳之介)さんと面談した時に相談したら、「とりあえず何も考えずにバカになってやれ」と言われました。そこで吹っ切れたというか、必死だったのは変わらないんですけど、「全力でちゃんとこなさなきゃ」というプレッシャーが少しだけ軽くなりました。
――ギャンパレにはどんな印象を持っていましたか?
セイ 明るい、楽しい、ワチャワチャってイメージでした。実際に加入してからは、そのイメージまんまというか、思っていた以上にワチャワチャしていました(笑)。
――加入が決まってから、初お披露目まで、あまり時間もなかったですよね。
セイ もともとフォーメーションを覚えるのが苦手なのに、13人もいるから、どこに入っていいか分からなくて、覚えが悪くて大変でした。でも、やっている途中でみんなが「次、何番!」と叫んでくれたので、ありがたかったです。私は自分の位置を覚えるだけでも精一杯なのに、他のメンバーは私の位置まで覚えてくれていて、すごいなと思いました。
――3人から見てセイさんはどんなメンバーですか?
ナルハワールド(以下、ナルハ) 努力家で、すごく頑張る子だなって思います。加入当初はダンスとか覚えることがいっぱいあって一番忙しい時期だけど、そういう気配もなくてずっとニコニコしてるんです。「まだ、できます!」みたいな感じがすごいなと思いました。
ココ・パーティン・ココ(以下、ココ) 今までWACKにいなかった人種です。もともとギャンパレにも明るいメンバーはいるんですけど、基本的にWACKにいる人って何かを抱えている人が多くて(笑)。セイが何も抱えてないって訳じゃないんですけど、それを吹き飛ばすぐらい根っからの明るさがあって、そういう意味でも今までいなかったタイプ。ギャンパレの明るい雰囲気に、さらに華を添えてくれている存在です。
アイナスター セイは100%明るいんです。もちろん悩むこともあるんですけど、全力で悩むし、楽しむときは全力で楽しむし、すごく素直。ココさんもすごく明るくて、「イエーイ!」みたいな印象があったんですけど、セイとは全然タイプが違うんですよ(笑)。
ココ 何も考えないで、キャッキャ言っていた時代はもう終わったんですよ(笑)。大人になったんです。
3人 (笑)。
ココ 手放しに一喜一憂していた時代はもう過ぎ去りました。WACKの中で、BiSHだったり、BiSにプー・ルイさんがいたり、(カミヤ)サキちゃんがギャンパレにいた時代って、先輩がいるという安心感があったんですけど、この2、3年で新しい子たちが入ってきて、自分の立場も変わって、落ち着いてきたんじゃないかなと思います。
――早くもセイさんはギャンパレに溶け込んでいるなと感じますが、人見知りはしないほうですか?
セイ 人見知りではないんですけど、最初は構えてしまって猫を被ってましたね。
ココ セイは合宿の時に黒髪で、すごくキリッとしていて、クールビューティーに見えたんですよ。ダンス経験もあるから、パフォーマンスもそつなくこなしていたので、余計にそういう印象でした。ところがギャンパレに入ったら、髪色とかビジュアル面の変化もあったんですけど、クールビューティーでは全くなかった。でも、すごくいいギャップです。