全員が日比谷野音に向けて迷いなく進んでいる

――9月の「Appare!いったれ日比谷野音」に向けて、毎月会場の規模を大きくしながら新曲もお披露目される「VS野音」。企画を知ったときのお気持ちをお聞かせください。

七瀬 私たち野音を目指してるのに「なんで戦い?どういう意味なんだろう?」、というのが第一印象でした。でも、そのうち野音に向かっていくためには、いろいろ挑戦が必要だよって意味で、VSなんだと納得しました。

――毎月豪華なラインアップですよね。4月の公演、「VS野音其の一」では、KEYTALKの首藤義勝さんによる「Wai Wai ダンスフィーバー」がお披露目されました。

七瀬 最初に聞いたときから、振り付けもボルテージが上がりそうだなって思いました。お披露目でもびっくりするくらい反応が良かったんですよ。毎回「良かったよ」って言われるんですけど、4月は特に反応が良かったので、よく覚えてます。

――5月の「其の二」の玉屋2060%(Wienners)さんの「絶対猛信デイドリーマー」はいかがですか?

七瀬 ずっと玉屋さんに曲を作っていただきたいと思っていたので、実現してうれしかったです。すごく明るいメロディーで、アイドルの気持ちを歌っていて、私たち自身のことも歌詞にしてくださっているんです。2Aメロの最初、自分の欠点を一人ずつ言っていくと、他のメンバーが励ましを入れる部分があるんですが、みんなで「あ、これ〇〇が言ってたじゃん!」とか、これは「私だ!」とか、盛り上がりました。

――6月の「其の三」は、まじかる☆ひもりさんの「サビからはじまるyoursong」でした。

七瀬 4〜5月は盛り上げ重視でガツガツ行くような感じだったんですが、6月はそれだけじゃなくて、気持ちを伝えるような曲とか、アイドル性が豊かな曲になっていて、印象が少し変わったかなと思います。振り付けも可愛らしいし、アイドルに対する気持ちを歌った歌詞もある。いつもと違う私たちを見ていただけたと思います。

――7月の「其の四」の草野華余子さん提供の楽曲もライブ映えする曲ですね。

七瀬 炎がメラメラ上がってるような雰囲気で、燃えている火のなかで踊りたいなって思うような曲です。振り付けもみんなで一緒にというより、「おら、行くぞ!」って感じの曲なので、カッコいい私たちを見せられるんじゃないかなと思ってます。

――本番ともいえる日比谷野音での公演「Appare! いったれ日比谷野音」まで2カ月を切りました。今の心境はいかがですか?

七瀬 私自身は、あんまり夢を持つほうではなくて、どちらかといったら近い目標の方がいいなというタイプなんです。過去にメンバーが大きな夢に向かって頑張りたいって言っても、「無理じゃね?」って否定するようなことを言ってしまっていたこともありました。そしたら「でもそう言ってたら、いつまでもできないよね」と言われて、ここでみんなと一緒に踏み出すことで、自分も変われるんじゃないかなって思って。ファンの皆さんにも目標を共有して、グループとしても自分としても気持ちは固まって、今は全く迷いなく進めてる感じがします。ファンの方との交流の場でも野音の話が出ることも多くて、モチベーションも高め合えています。

――Appare!メンバーが直談判してポスターを貼ってもらう「日本全国!47都道府県の旅 ポスター貼り企画」が始まったいきさつを教えてください。

七瀬 47都道府県を回りながら、野音に向けてファンの方を増やすと同時に、多くの人にAppare!を知ってもらうための挑戦として、ポスターを1000枚張るミッションが課せられたんです。一般の方とお話しさせていただく機会が多いので、知名度はまだまだだなって思うこともあるけれど、知らない方がすごく温かい言葉をかけてくれたりすることも多いんです。直接言葉を受け取れる機会って、すごくありがたいなと思いました。

――改めて日比谷野音に向けての意気込み、注目ポイントをお願いします!

七瀬 メンバー全員の目標が叶う瞬間です。ぜひその瞬間を一緒に見てほしいです。パッションというか、大切なものを受け取ってもらえるように、大きい会場でも一人一人の顔を見てパフォーマンスできるように指揮していこうと思っているので、そういうところも皆さんに見てほしいです。今後何があっても、この日のことを思い出して頑張ろうって思ってもらえるようなライブにできるように一同頑張っていきます!