「自分の中で芽生えた感情を大切に」主人公役への想い
2022年10月に公開が予定されている、劇場アニメーション「ぼくらのよあけ」。宇宙とロボットが大好きな主人公・悠真を杉咲花(以下、杉咲)、人工知能搭載家庭用ロボットのナナコを悠木碧が演じ、さらに先日追加キャストとして 藤原夏海、岡本信彦、水瀬いのり、戸松 遥、朴 璐美と豪華声優陣が発表されている。
物語の舞台は西暦2049年。 阿佐ヶ谷団地に住んでいる小学4年生の沢渡悠真は、間もなく地球に大接近するという“SHⅢ・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな時、沢渡家の人工知能搭載型家庭用オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングを受ける。
「二月の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022年に地球に降下した際、大気圏突入時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の1棟に擬態して休眠していたという。悠真をはじめ、団地に住む子どもたちは“極秘ミッション”に挑むことになる。リアルな東京の描写と、宇宙との遭遇が入り混じる、SF冒険物語だ。
本作の主演を務める杉咲は『湯を沸かすほどの熱い愛』、NHK 連続テレビ小説「おちょやん」、ドラマ「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(日本テレビ)など話題作に 数多く出演、高い評価を受ける俳優であり、『思い出のマーニー』(14)、『メアリと魔女の花』(17)、『サイダーのように言葉が湧き上がる』(21)にて声優としても確かな実績を重ねている。
本作のオファーを受けた際、「主人公の声はとても重要ですし、頑張らなければという想いと緊張がありました」という杉咲。「あまり(声優の)経験が無い私にこの役をいただけたので、自分の中で芽生えた感情を大切にしていくことが必要だなと思って演じました」とアフレコへの想いを語った。