天気や環境で変わっていく気持ちを表現した1stEP『Weather』
――8月10日リリースの1stEP『Weather』は天気をモチーフにされているんですよね。
高井 お天気や環境で変わっていく気持ちを表現した楽曲が多いので、EP全体を通して、みなさんのいろんな気持ちに寄り添えたらいいなと思ってます。
――1曲ずつ聴きどころやライブの見どころを紹介してもらえますか?
青山 「One Life」は歌詞がポジティブで、たとえば「今よりもほら、また明日を笑う」「何処までも届く気がして 手を伸ばした」といった、未来を目指して頑張っている歌の主人公のポジティブさにすごく救われるというか。一生懸命頑張っている人を見ると、自分も頑張ろうって気持ちになれるのと同じように、みんなの背中を押せる曲です。
内藤 「BY MY SIDE」はEPのリード曲です。疾走感のある「ザ・ポップパンク」ですが、切なくて、寂しいけど、そんな気持ちに負けないという女の子の強い思いを描いた歌詞が曲調と合っていて、めちゃくちゃ気持ちいい曲です。MVでは、私たちの強い一面もあれば、可愛らしい一面…って自分で言うのもあれなんですけど(笑)
B.O.L.T (笑)。
高井 めっちゃ一人でツッコむじゃん(笑)。
内藤 以前は、みんなで「楽しい感じで撮ろう!」という可愛いMVが多かったんですけど、今回はちょっとクールに決めたり、リップシーン以外の場面も多かったり。そういうところも、すごく曲に合っているので、MVも一緒に観ていただけると、曲のイメージがより一層伝わるかなと思います。
高井 「New Day Rising」は、どついたるねんさんから楽曲提供していただきました。どついたるねんさんらしい楽曲の楽しさはもちろん、サビではみんなで肩を組んで横揺れしたり、ライブでも楽しめる曲になっています。途中で私とるんぱん(内藤)がセリフっぽく言うところがあるんですけど、そこもライブでは茶番っぽく、ちょっとストーリー性のある雰囲気で見せているので、ぜひ生で見ていただけたらなと思います。この曲を聴いて、「明日から何かやってみるか!」と前向きな気持ちになってもらえたらうれしいです。
白浜 「D.T.F.」は、歌詞の内容がすごく前向きで明るい曲です。「どこまでも行ける」という歌詞が数回出てくるんですが、最後は希望の意味を込めて、「どこまでも行ける」の「も」の音を延ばして、音程は同じなんですけど、気持ちを込めて歌うことで、他のパートとは区別するようにしました。あと「嵐も過ぎ 七色の橋が」で始まるサビがあるんですけど、最後に「日々にケリつける」と結論をポンって出して大サビに行くところがすごく好きで。大サビもみんなで歌っているので迫力がありますし、ラストの「光も越えて どこまでも行ける」というフレーズが本当に良くて。光ってすごく速いじゃないですか。普通に考えると人間は光を超えることはできないけれど、その光も超えるぐらいの勢いで、どこまでも行けるという意味と私は解釈したんです。歌詞も構成も勢いがあるので、ぜひたくさん聴いてもらって、「今日も1日、前向きに楽しく過ごそう!」と思ってもらえたらうれしいです。
青山 「夜を抜け出して」は、最初は自分のことに自信がないけれど、「弱った自分を愛せず 誰が愛せるの?」と問いかけられたことで、自分を信じると決めて、最後は「あなたと笑い合いたいな」とハッピーエンドで終わる、1曲でたくさんの物語が展開する曲です。そういう物語性をダンスでも表現しているので、ぜひパフォーマンスも観てほしいです!
内藤 「雨のち晴れ」はミディアムバラードで、ライブで初披露した時に、ファンの方が「めちゃくちゃエモいね」と言ってくださいました。この曲を作ってくださった開花俊介さんには、過去にも「夕日の後の夜に」「淡い空」という曲を書いていただいたことがあるんですけど、今回も素敵な曲になっています。比べて聴いていただけたら、また違う意味に捉えられて、より一層感動できるんじゃないかなと思います。
――6曲それぞれ作詞・作曲を別の方が担当していて、曲の雰囲気も異なりますが、どんなことを意識してレコーディングに臨みましたか?
高井 軸はしっかりしているけど、それぞれの曲の雰囲気も違いますし、伝えたいことも違います。たとえ切なくなっても明るい部分は変わらないので、レコーディングの時も、気持ち的にずっとテンションを上げつつ、切なさを表現できるように、メンバーそれぞれの声を聴きながら調整しました。