高校時代は男子校で和気あいあいとやっていた

――高校時代の思い出を教えてください。

結木 高校時代は男子校だったというのもあるんですけど、ひたすら和気あいあいとやっていました。たとえば体育の後は、そのまま上半身裸で授業を受けるという男子校ならではのノリが楽しかったです(笑)。学校行事で言えば、なんとなく男子校の文化祭って、女子校の人たちが遊びに来るみたいなイメージがあるじゃないですか。

――ドラマやマンガで見たことがある気がします(笑)。

結木 ところが僕らの学校は一切女子が来なかったんです!同じクラスの男連中で焼きそばを焼いたくらいしか記憶がなくて、そういう意味で言うと、全然青春っぽいことはしていないです(笑)。もちろん、それはそれで楽しかったですけど、いまだに女子と交流のある高校生活は羨ましいです。

――なぜ男子校を選んだんですか?

結木 もともとは第一志望じゃない高校に行ったんですが、そこが男子校だったんです。入学すると男子校だからこその深い絆みたいなのがあって、今でも当時の同級生とは仲が良いです。長く付き合える友達なんて、ほんの一握りなので、ありがたい存在です。

――ちなみに男子校の体育祭はどんな感じなんですか?

結木 体育祭は盛り上がりましたね。僕、走り高跳びで1位でした。

――それはすごい!

結木 小さい頃から運動するのが好きで、わりと足も速かったりして、運動神経は良いタイプでした。だから俳優になってからも、アクションシーンは楽しいですし、今もジムで鍛えています。

――この夏、プライベートでやってみたいことはありますか?

結木 海が好きなので、サーフィンをやってみたいですね。あとはボルダリング!舞台で共演した南沢奈央ちゃんがボルダリングをやっていると聞いて、興味を持ちました。

――最後に進路を検討しているティーンにアドバイスやメッセージをいただけますか。

結木 自分のやりたいことをやるのが一番だなと思います。僕もそういう生き方をしてきましたし、やらずに諦めると絶対に後悔します。「あのときやっておけばよかった」と思うよりは、やってダメだったら、そのときに考えればいいかなと思っています。

Information

『凪の島』
2022年8月19日(金)新宿ピカデリー、MOVIX周南ほか全国順次公開!

新津ちせ
島崎遥香 結木滉星 加藤ローサ 徳井義実(チュートリアル)
嶋田久作 / 木野花

監督・脚本・編集:長澤雅彦
音楽:Kitri / 主題歌「透明な」(日本コロムビア(BETTER DAYS))
© 2022『凪の島』製作委員会

両親が離婚し、⺟の故郷である⼭⼝県の瀬⼾内にある⼩さな島で暮らすことになった⼩学 4年⽣の凪(新津ちせ)。⺟・真央(加藤ローサ)、祖⺟・佳⼦(木野花)と⼀緒に、佳⼦が医師をしている島唯⼀の診療所で暮らしている。普段は明るく振る舞う凪だが、⺟へ暴⼒を振るうアルコール依存症の⽗・島尾(徳井義実)の姿が⽬に焼き付き、⼼に傷を負い、時々過呼吸になって倒れてしまう。そんな凪を、事情をすべて知った上で何も⾔わず温かく受け⼊れてくれる島の住⺠たち。凪が通う⼩学校の同級⽣、担任教師の瑞樹(島崎遥香)、⽤務員の⼭村(嶋田久作)、漁師の浩平(結木滉星)。彼らもまたそれぞれ悩みを抱えながらも前向きに⽣きていた。その悩みを知った凪もまた、彼らを⽀えようと奔⾛し、⼀歩ずつ笑顔を取り戻していく。だが、島での平穏な⽇々はそんなに⻑くは続かなかった。島に突然⽗がやって来て、再び家族に戻りたいと⾔い出した。その願いを聞いた凪は……。

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結木滉星

俳優

1994年12月10日生まれ。大分県出身。2012年よりテレビドラマ、舞台など俳優として活動開始。2018年、スーパー戦隊シリーズの第42作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン1号/朝加圭一郎役でドラマ初主演し、注目を集める。2019年、メンズファッション誌『smart』の専属モデルに。7月6日よりスタートしたフジテレビ系連続ドラマ『テッパチ!』へ自衛隊員の野村晴樹役にて出演。

Photographer:Yuta Kono,Interviewer:Takahiro Iguchi, Stylist:Shogo Ito (sitor), Hair&Make:Ryo Matsuda