10年間の集大成として、変幻自在にライブを盛り上げていく
メンバーたちは黒を基調としたスタイリッシュな衣装にチェンジして、大人の雰囲気を漂わせた「Chill out @JP」を披露。
そして、ここから一風変わって、紗幕と映像効果を使ったパフォーマンスタイムに移る。
遊園地というコンセプトで、タカシとカイはレースゲームでむちゃなドリフトで目を回して、リョウガとタクヤはお化け屋敷で奇妙なオバケたちに追い掛け回される。ユーキはスーパーマリオさながらのアクションゲームで迫り来る障害物を華麗に避けていく。
コミカルな演出ながら身体能力を最大限に活かしたアクセントダンスに観客たちはひたすら見入っていく。彼らのフィジカルの高さを改めて提示することとなった。
ライブも終盤に差し掛かると、さらに彼らはボルテージを上げて、「超えてアバンチュール」「BREAK OFF」「バッタマン」「Don’t stop恋」とハイテンションなナンバーを惜しむことなく披露していく。畳みかけるようなパフォーマンスの数々にヒートアップする観客たち。いつしか会場内はペンライトによって光の渦に包まれていった。
本編最後のMCになると、まさに祭りのような盛況さに喜びを噛みしめるメンバーたち。
「10年間の感謝と、これからの10年間の感謝を込めて」との言葉から、「クレシェンド」へと入る。出だしの「キセキの出会いから 笑顔は生まれてく」という歌詞にあるように、人と人の出会いの尊さを歌い上げた楽曲。タカシのひときわ伸びやかな歌声と4人の確かなダンスが見事に掛け合わされたパフォーマンスで、サビの「心に力をくれる キミに感謝!」の歌詞は、まさに超特急から8号車におくる感謝の気持ちそのもの。
アンコールでは、イントロからトップギアの状態で疾走感に溢れる「Burn!」を披露。そして、続く「走れ!!!!超特急」では、メンバーたちが絆を確かめ合うかのように、一列に連結する力強いパフォーマンスで客席をさらに盛り上げた。
さらにWアンコールに入ると、メンバーたちはそれぞれイメージカラーの背広姿で登場。
「超特急についての大事なお知らせをこれからしたいと思っております」と改めて挨拶。場内に緊張感が走る。
ツアー初日に発表されて、ツアーと並行して行われていた新メンバーオーディション「超特急募」。ついに新メンバーが決定して、この場で発表が行われることとなった。