3人とカメラマンに共通するのは「大人しい」ところ
――ジャルジャルのお二人は、どんなことを考えて撮影に臨んだのでしょうか?
後藤 最初は後ろにさりげなく、チラッとキャラが写り込んでいるのが面白いんちゃうかみたいな感じで。
――全面的に前に出ようとは思っていなかったんですね。
後藤 そうですそうです。ところが最終的には松本さんと横並びで写ってて、こんなことになるとは思ってもなかったです。
――撮影していく中で、自然とジャルジャルさんも前に出ることになったんですか?
後藤 そうですね。現場で小鳥さんの指示に従うのが一番自然だろうとやってたら、そうなってました。
福徳 ジャルジャル、松本穂香、川島小鳥の良いところであり、悪いところでもあるんですけど、全員大人しいっていうね(笑)。それが写真にも表れています。
松本 小鳥さんは、いつもふわふわしていて、「それ可愛い、可愛い」ってちっちゃく言いながら撮影していくんですけど、そこがいいんですよね。
福徳 僕らが大人しい分、スタイリストさんが明るくて。
松本 スタイリストさんが一番指示を出していたかもしれない(笑)。
――松本さんの衣装のバリエーションが多くて、カラフルなのが印象的でした。
松本 いっぱい可愛い服を用意してくれましたし、「どこから、こんなの見つけてくるんだろう?」と不思議になるぐらい遊び心もありました。
――印象的なロケーションを教えてください。
松本 全部楽しかったんですけど、写真撮影のためにバスを借りること自体が初めてだったので印象的でした。
後藤 浅草花やしきは営業中に撮影をして、たくさんお客さんがいたんですけど全然騒ぎにならなくて(笑)。
松本 けっこう目立つ格好をしてたのに(笑)。
福徳 僕が印象的だったのは、最後に家の中で撮影したんですけど、3人で普通にジェンガをして、ほんまに倒れるところまでやって。すっかり写真集の設定は忘れていましたけど、めっちゃ楽しかったです。
後藤 撮影初日、一発目に行った銭湯も印象深いですね。その時に撮影スタイルが確立したというか。銭湯の写真はどれも好きですね。
松本 銭湯はジャルジャルさんが静かすぎて、「大丈夫かな……?」って思ったんですよね。
後藤 僕らがワイワイするイメージやったんですよね。
松本 私は「こんな感じなのかな?」とか声に出して言ってたんですけど、二人はずっと喋らずに黙々とやっていたから、どういうテンションなんだろうって。そこまで「ワー!」って感じでないことは知っていたんですけど、これから写真集を撮るぞって時だったから、最後までこのテンションなのかなって(笑)。徐々にみんなで盛り上がっていきましたけどね。
――完成した写真集を見て、どんな風に感じましたか?
後藤 おしゃれですけど、しっかり面白さもあるし、めちゃめちゃ笑いましたね。
福徳 おもろい写真がいっぱいあるんですけど、実は最後にある写真が一番おもろいんですよ。全員の顔がマジでおもろくて、めっちゃええなぁと思ったので、ぜひ手に取って確かめてください。
松本 可愛さと面白さが詰まっている写真集で、改めて小鳥さんはすごいなと思いました。