約7年ぶりのフルアルバムリリース。タイトルのテーマは「夜行性」と「星時計」

――まずは、リーダーの庄司さんに伺います。最新の6thフルアルバム『ノクターナル』のテーマやコンセプトは?

庄司芽生(以下、庄司) タイトルの「ノクターナル」には、夜行性の意味があります。収録曲で夜に関連するキーワードがたくさん使われているんです。2022年で結成12年目になりましたが、私たちも少女から大人の女性に成長して、大人の余裕が生まれたという思いも込めているので、夜がキーワードになっています。アートワークはダークロマンティックに、お花に囲まれてるジャケット写真もそのイメージからですね。キュートでありながら、女性らしさを表現している衣装からも、大人になった私たちを感じてもらえるかなって。また、タイトルには「星時計」の意味もあるんです。グループのデビュー当時から使っているシンボルのアスタリスクマークを「小さい星」に見立てているんですが、12年前にスタートした私たちの成長物語を表すのが今回のアルバムで、「今でも光輝いている私たちを見て」という思いを込めながら、作品を完成させました。

庄司芽生

――フルアルバムのリリースは約7年ぶり。そこにも、特別な思いがありそうです。

庄司 すごくうれしかったです。7年間でシングルやミニベストアルバム『PERIOD.BEST』などもリリースしてきて、ファンの方々から「フルアルバムを楽しみにしてるね」とか「フルアルバムはいつできるの?」といった声もいただいていたので、念願のリリースとなりました。元々、グループは5人組でしたが、前作『REFLECTION』をリリースした当時は、メンバーの卒業により4人組へ変わる時期だったので、5人バージョンと4人のバージョンの曲が混ざっていたんです。4人組の東京女子流として作ったフルアルバムは今回が初めてなので、7年間の試行錯誤がようやく形になった思いもありますし、私たちの今の到達点を示せる作品になったかなと思います。

――前作のリリース当時はみなさん10代でしたが、現在は、全員が20代になったのも大きな変化ですね。

中江友梨(以下、中江) これまで歌ってきた曲は、当時の私たちからしたら少し背伸びしていたというか、20歳に近くなっても難しいのかなという曲がたくさんあったんです。今では、曲の世界観に年齢も追いついてきて、7年間で学んで身につけたものもありますし、それぞれの個性もより強く表現できるようになったので、その成果をフルアルバムでみなさんへお届けできるのは感慨深いです。昔は、楽曲を聴くときはシチュエーションにこだわっていなかったんですけど、年齢を重ねるにつれて「夜だからこの曲を聴きたい」とか、シチュエーションを選ぶようになってきて。夜行性がテーマにある今回のフルアルバムの曲を聴いたとき、「夜に聴きたくなる曲ってこういうことか」と気付かされましたし、夜ならではの寂しさとかも考えるようなって、感情の深みが増したぶん、曲を聴く楽しみも増えました。

中江友梨

――新井さんと山邊さんは、今回のフルアルバムリリースにどんな思いがありますか?

新井ひとみ(以下、新井) ファンのみなさんにうれしい報告ができてよかったです。「やっと出るんだね」とか「待ってたよ」といった声をいただけて、心が温かくなって。私たちは、ライブをメインに活動してきたんですが、コロナ禍で開催できなかった時期もあったし、徐々に日常が戻ってきた中でのフルアルバムのリリース発表ができたので、「おめでとう!」という反響もたくさんいただきました。アルバムのボーナスディスク(AL+DVD盤、AL+Blu-ray盤に収録)では、2018年以降にリリースしてCD化されていなかった曲を収録していて、約7年ぶりのリリースに向けて挑戦してきた色んな楽曲をお届けできるのもうれしいです。

新井ひとみ

山邊未夢(以下、山邊) 私としては、約7年ぶりと久しぶり過ぎて、頭の中で「アルバム」の文字を忘れていたくらいで(笑)。配信での楽曲リリースもありましたけど「アルバムも聴きたい」という声をSNSでたくさんいただいたので、今作のお話を聞いたときはみなさんの顔を浮かべながら「待っててくれているファンの方々に嬉しいお知らせができる!」と思いました。でも、今まではフルアルバムのリリースに合わせたツアーをやっていましたが、今作はリリースだけなんです。次回作をもし出せるなら、より多くの人に届けえるためにツアーもやりたいと目標ができましたし、ツアーがなくとも「頑張って、たくさんアルバムを広めるぞ」という気持ちが強くなりました。

山邊未夢