同世代は音楽性が違っても共通言語がある
――今年7月29日に開催した主催イベント「90’S TOKYO BOYS IN HALL」は、今年で4回目となりましたが、始めたきっかけを教えてください。
ハマ·オカモト(以下、ハマ) 「ライブハウスで普通にワンマンライブをするのとは違う演目みたいなものをやりたいよね」「ゆくゆくは同世代のイベントみたいなこともできたらいいよね」という話から、「90’S TOKYO BOYS IN HALL」に繋がっていきました。
――今回はTAIKING(Suchmos)さん、 森本晋太郎(トンツカタン)さん、BRIAN SHINSEKAIさん、マハラージャンさん、三原勇希さん、Reiさんとミュージシャンからお笑い芸人まで多彩なゲストを迎えましたが、どういう基準でキャスティングをされたのでしょうか。
ハマ 世代が同じというところと、基本的には僕たちに縁のあるゲストで、全員が「初めまして」という風にはならないようにしました。
――世代が一緒だと、やりやすさはありますか?
オカモトショウ(以下、ショウ) 俺らはデビューしたのが10代だったので、同世代はいるけど、いないような状況から始まったんです。同世代がでっかい舞台にバーッと出てきたなという感覚は25歳を超えてからなんですよね。もちろん音楽に先輩や後輩みたいな括りはないし、世代は関係ないと思うんですけど、ずっと同世代がいなかったからこそ、同世代が増えた喜びは今でも感じるし、一緒にやれるのは楽しい。俺らも同級生4人で組んでいるし、音楽性は違っても世代は一緒だしね、みたいな共通言語はあります。
――デビュー当時は、同世代が少ない孤独感みたいなものはありましたか?
ハマ そうですね。先輩しかいないような状況でしたから。とは言え、群れたいという気持ちもなかったので、デビュー当時に同世代がいなかったのは良かったのかなとも思うし。まあ、今になって同世代とこういうイベントができるのは楽しいですね。
――声が出せない状況でのイベントでしたが、客席の空気感はどんな感じでしたか?
ハマ 声を出せないなどの制約はありつつも、ムードは良かったです。
ショウ 温かかったよね。
ハマ 「90’S TOKYO BOYS IN HALL」としては過去一番キャパシティが大きかったので、拍手や笑い声など、実際に届いてくる音は遠かったんですけど、後で客席にいた人から「すごい手拍子だった」「みんな笑ってたよ」と聞いてうれしかったです。