キャストたちの17歳の時の悩みとは?

本作は生まれ育った環境に縛られて絶望の淵にいた高校生の令児が、生きる希望を追い求める内容だが、ここで司会者から令児と同じ17歳の時にどのような悩みを抱えていたのかという質問がキャストたちに投げかけられた。

荒木はリアルでも演じる令児と同じ高校2年生で、いま現在の悩みを発表することに。「寝つきがすごい悪くて、なかなか眠れなくて、それが悩みです」と照れ笑いで述べる。見かねた友人からよく眠れるBGM動画が送られたが、あまり効き目がなかったという。横で聞いていた松井は「私は逆にスッと寝れるタイプなので、眠れないのはカッコいい感じはしますけどね」と笑いを交えながら、繊細な荒木を気遣った。

北野は17歳当時、乃木坂46に加入して間もなかったが、「メンバーと一緒に週5で焼肉にハマってました」と思わぬ裏話を暴露。「ひたすらカルビを食べて。それでブクブク太っちゃって。2カ月で3、4キロ太った」ことが悩みの種だったと明かす。当時は好きなものが焼肉だったが、「今は胃もたれするので、基本的に焼肉屋に行っても冷麺が良いですかね」と笑いを誘った。

堀は身長が180センチもあり、ドラマでも威圧感を発揮しているが、高校生の時に急激に身長が伸びて、「当時はどこまで伸びるのか怖かったですね」と、悩みを明かす。身長が伸びた秘訣として、「学校に水筒を持っていっても全部飲みきっちゃって、給食の牛乳しか飲み物がなくて、牛乳をたくさん飲んでいたから」だという。

松井は17歳の頃を振り返って、「人とコミュニケーションがとれなくて、それが一番の悩みでした」と驚きの過去を打ち明ける。現在の活躍している姿からはとても想像がつかないが、「クラスメイトから声は掛けてくれるけど、首を振ることでしか返事ができない暗い高校生活を送っていた」と赤裸々に語り、「だから、芸能界に入った時はすごく驚かれました」という。そういったことから、『少年のアビス』の原作コミックを読んだ時は「当時、自分が抱えていた感情に近い感じ」と共感したと述べる。

本作は令児が憧れのアイドルナギと出会うことで大きく運命が変わっていくが、それをちなんで、「最近、運命を感じたことはあるか?」という質問が設けられた。

北野は「今回のドラマは、私が卒業して初めての映像作品になるんですけど、そこで玲奈さんと共演することになって驚きました」と語る。松井とは8年振りの再会となると言い、「玲奈さんが乃木坂46と兼任された時にいろんなことを教えてくださって、憧れの先輩という感情がすごくあったので、久しぶりにお会いできたことがとてもうれしかったです」と声を弾ませた。

この言葉を受けて、松井も「日奈子ちゃんは少女でかわいらしいイメージでしたが、今回ナギを演じている姿を見て、親心というか大人になったなあと。憂いのある表情を見てドキッとしました」と心境を明かした。