9名の才能溢れるアーティストたちが個性豊かな短編映画を監督!

“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開してきた短編映画企画「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」。

年齢や性別、職業やキャリア、メジャーやインディーズの垣根を越えて、「誰でも映画が作れる時代」ならではのバラエティ豊かで幅広い作品が上映されてきたが、Season4では「新聞記者」(19年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人(以下、藤井)や、俳優陣からは齊藤工(以下、齊藤)、水川あさみ(以下、水川)、ムロツヨシ、池田エライザ(以下、池田)が参加。さらに一般公募から選定された真壁勇樹(以下、真壁)、GAZEBO、村上リ子(以下、村上)の作品が上映される。

9月2日の公開初日で行われた舞台挨拶では齊藤、池田、水川、真壁、GAZEBO、村上、福永、藤井の8人が登壇。

特に齊藤は段ボールの切れ端を貼り合わせた奇抜な恰好での登場で、衣装のテーマを聞かれると、「清潔なミノムシですが、失敗しました」と照れ笑いで答えた。

ヒットメーカーの藤井が本作に参加した経緯は、企画を立ち上げたプロデューサーの山田孝之と阿部進之介に声を掛けられたのがキッカケだったという。「地元の先輩に『お前もコンビニに来いよ』みたいな感じで誘われたんですよ」と冗談まじりに振り返るが、「仲間たちが世の中をちょっとでも変わることを信じて、何か新しいことを始めた。そこに自分もいたいなと思って参加させていただきました」と真摯な面持ちで述べる。

藤井の監督作品「名もなき一篇・東京モラトリアム」は、映画制作に情熱を傾けている若者たちが、それぞれ自分の人生と向き合い始まるというほろ苦さが漂う青春もの。藤井は「会ったことのない人たちと一緒にものづくりをしようと思って、オーディションをして、俳優さんをあて書きしたり、久しぶりに自分で機材を持ってみたり、自主映画みたいな感じでした」と振り返る。

齊藤も「『ゾッキ』という映画で一緒にいた流れで、山田さんからプロジェクトの渦の一部になってほしいと言われたんですけど、できたのが『これかよ』っていう作品で」と笑いを交えて語る。齊藤の短編映画「女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE」は、自身の監督作品のセルフリメイク。今回は伊藤沙莉を主演に迎えて、昨今のコンプライアンス問題に対して斬新な角度から切り込む。伊藤から作品の感想がまた齊藤の耳には届いておらず、聞くのが怖いという齊藤。しかし、「ただ(伊藤の)公式ホームページには、(この作品が)載っていたので無視はされていない」と語って、会場の笑いを誘った。