衝撃のラストで話題騒然!! 観終わったあとも冷めやらぬゾクゾク感

『この子は邪悪』は、『嘘を愛する女』(18年)、『哀愁しんでれら』(21年)などのハイクオリティな作品を輩出してきた「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」にて、「どの作品よりもエッジが効いている」という高評価を得て準グランプリに輝いた作品の映画化。

交通事故によってそれぞれ傷を負った一家が奇妙で不可思議な出来事に遭遇するという物語設定。予想外の方向に目まぐるしく展開していくストーリー。そして最終的に想定外の真相が暴かれるラストシーンと、新鋭の片岡翔(以下、片岡)監督が4年間に渡って改稿を重ねた結果、一見ファミリードラマのように見えながらも一種異様な世界観が見事に構築された。

主人公の窪花を演じた南沙良(以下、南)は、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(17年)で数々の映画賞を受賞した若手ながら実力派女優。可憐なビジュアルに加えて、心に闇を抱えたキャラクターとして、圧倒的な演技力が高評価されている南に決定した。

主人公の幼馴染・四井純は、「夢中さ、きみに。」(21年)での芝居の巧さと、純粋さに溢れたキャラクターを表現できるはずという点から、当時メジャーデビュー前だったなにわ男子メンバーである大西流星(以下、大西)が抜擢。大西は単独での映画初出演となる。

主人公の母・窪繭子役に妖しさと共に危うさをも演じられる点から「真犯人フラグ」(21年)などの桜井ユキ、主人公の父・窪司朗役には存在感と同時に狂気を演じられるということから玉木宏が配役。個性派と実力派が脇を固める形となった。

世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第42回ポルト国際映画祭のファンタジー部門にて審査員スペシャル・メンションを獲得し、世界的にも高い評価を得て、注目を集めている。

9月3日の新宿バルト9で行われた公開記念舞台挨拶では、南、大西、そして劇中で南演じる花の妹・月(るな)を演じた子役の渡辺さくら(以下、渡辺)、片岡監督の4人が登壇。

観客たちは本作を観終わったばかりで、ラストの余韻に浸ったままの状態で興奮冷めやらぬ中でのトークセッションとなった。ちなみにこの模様はLIVE中継も行われて、全国118館の劇場で同時に上映された。

大西は挨拶で、「皆さん観終わったあとで、すごいゾクゾクされていると思うんですけど、一緒にこの映画の感想などでお話できればうれしいです」と笑顔を見せた。この映画はラストに思わぬ真実が明かされるという想定外の展開が用意されており、観た人はおもわず口にしてしまいたくなる内容となっている。

片岡監督も「ものすごく気持ち悪い、どんよりとした気持ちになる作品ですけど、今日はだけは楽しい気分でリフレッシュして帰っていただければと思っております」と言葉を添えた。