映画にちなんで、キャストたちの意外な素顔が明かされる!?
さらに謎解きという本作の内容にちなんで、「仮面を取ると、実は〇〇なんです……」と自身の秘密を告白するコーナーが設けられた。
南は「私は仮面を取ると、実はテンションが高いです」とにわかには信じられない秘密を明かす。この言葉に大西も「信憑性がゼロですね」とツッコミを入れるが、南は「推し活している時はすごいアクティブになって、自分の中のボルテージは最高潮ですね」と譲らない。何の推しなのかと聞かれると、南はビシッと表情を変えて、「ヒプノシスマイクのオオサカ・ディビジョンの【どついたれ本舗】白膠木簓(ぬるでささら)です!」とテンション高く早口で説明して、意外な素顔を見せた。
大西は「いつもはアイドルとしてキラキラ輝けるように頑張っていますけど、仮面を取ると実はオッサンなんですよ」と、これまた思わぬ一面を晒す。「寝ぐせが付いたまま現場に入っちゃうので、メイクさんも寝ぐせを治すのに必死で人一倍髪のセットに時間がかかるんです」と照れ隠しに語る。南は本作の現場で大西と一緒に過ごしていたが、「いや、分からなかったです。うまく隠されていましたね」と驚きの表情。大西は「役柄が純粋な少年の役柄だったというのもあって、うまく見せないようにしていました」と述べる。
さらに「なにわ男子のメンバーたちは、大西のオッサンの部分は知っているのか?」という質問には、「僕のオッサン部分が世に出ないように、必死にガードしてくれています」と答える大西。その流れから、「なにわ男子メンバーの道枝駿佑が本作の予告編での僕の台詞を全部覚えて、会った時に目の前で僕になりきって披露してくれたんですよ。すごい愛のあるメンバーやなと思いましたね」と、なにわ男子のメンバー間の絆をアピール。
最後にキャストを代表して南と片岡監督のメッセージでトークセッションは締めくくられた。
南は「この映画は何度観ても新しい発見があって楽しめる映画だと思います。ぜひ何度も観ていただいて、面白いと思ったら周りの人たちにも広めていただけると、とてもうれしいです」と、期待を込めて顔を輝かせた。
片岡監督は「20歳の時に映画監督になりたいと思って上京しまして、そこからちょうど20年が経ちました。それだけの時間をかけてようやく自分のオリジナルストーリーの映画が作れて、これだけ素晴らしいキャストに集まっていただきました。自分が心から好きだと思える作品を作れたと思っております。キャスト・スタッフの愛がこもっていますので、ぜひ多くの人に観ていただけることを願っています」と真摯な面持ちで語った。
その後、劇中の窪月のキャラクターにちなんで白い仮面を被った観客と一緒に四人のフォトセッションが行われてイベントは無事に終了した。
Reporter:Atsushi Imai,Photographer:Junya Shiraki
Information
『この子は邪悪』
絶賛公開中!
南沙良、大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、渡辺さくら、桜木梨奈、稲川実代子、二ノ宮隆太郎、玉木宏
かつて一家で交通事故に遭い、心に傷を負った少女・窪花。心理療法室を営む父・司朗は脚に後遺症が残り、母・繭子は植物状態に、妹・月は顔に重度の火傷を負った。そんな花のもとに、自身の母の心神喪失の原因を探る少年・四井純が訪れる。やがて花は純と心を通わせていくが、ある日突然、司朗が5年振りに目を覚ました繭子を連れて家に帰ってくる。司朗は“奇跡が起きた”と久々の家族団らんを喜ぶが、花は違和感を覚える。“この人、お母さんじゃない――”