メイクが上達するには自分への理解を深めることが大事

――趣味がメイクという茂木さんは、「ゆうなぁもぎおんチャンネル」でも、テクニックを披露しています。今日は自前のメイク道具も持参していただきましたが、いつ頃からメイクを始めましたか?

茂木 基本、AKB48は自分でメイクをするんですけど、それまであんまりメイクをしたことがなくて。フルで顔を作れる道具も持ってなかったので、AKB48に入ってから100均で全部揃えました。一番メイクに興味があったのは高校1年生の時で、ビジュアル系にハマったんですよ。ビジュアル系の人って男性でもメイクをしているので、「メイクってすごい!」というところから、眉毛が細くなりました(笑)。当時の写真を見ると、よくこれで人前に出られたなって思いますけどね。

――メンバーにメイクを教えてもらうことはなかったんですか?

茂木 私の代の13期は16人いたんですが、その中で私は上から4番目ぐらいの年齢で、私よりもメイクの知識がない子たちばかりだったので、メンバーに教えてもらうことはなかったです。ただ、昔から「つけまつげ!カラコン!」みたいな感じで、見た目は完全にギャルだったお姉ちゃんに聞いたり、お姉ちゃんが買った雑誌を見たりしていました。その影響で最初はアイラインが太かったんですけど、17歳になったので年齢に合わせて『SEVENTEEN』を買ったんです。そこに載っていたメイク特集を参考にするうちに、徐々にメイクの良し悪しも分かってきて、自分の顔のどこをどうしたいかを考えるようになって、めちゃくちゃ練習もしました。

――『SEVENTEEN』を読んでいた頃と比べて、今のメイクはどう変化しましたか?

茂木 当時は今よりも引き算ができてなかったですね。昔は「まつげは多ければ多いほどいい」って感じでしたけど、今だったら「上下のまつ毛のどちらに盛ったら目が少し下についているように見えるかな」とか、「今日はアイメイクがこの色だから、リップはこの色で揃えよう」とか、全体のバランスを見つつ、顔を作れるようになりました。そこに、その時々の流行を取り入れるようにしています。

――髪色が今の金髪になったのは、どういうきっかけですか?

茂木 完全にノリです。校則が厳しかったので、高校を卒業してから茶色に染めたんですけど、特に髪色にはこだわりはなく。4年前くらいに金髪にした時も「夏だし、明るくするか」くらいの軽い気持ちでしたが、思いのほか評判が良かったんですよ。私の勝手なイメージで、アイドルファンの方は黒髪が好きなのかなと思っていたんですけど、AKB48のファンの方は意外とギャル好きがいるんだなって(笑)。確かに歴代の先輩たちを見ると、金髪の板野友美さんは人気がありましたし、みなさん好きな髪型をしていたんですよね。それが、いつの間にか落ち着いた髪色や髪型の子が多くなったので、派手な髪色のメンバーを求めていた人が私を見つけてくれたのかなと。アイドルに詳しくないオシャレに興味のある女の子が、「AKB48にもこんな子がいるんだ」と推してくれたりするので、金髪にしてからいいことしかないです。

――髪色を変えたことによってメイクも変化しましたか?

茂木 眉毛のブリーチをしたり、カラコンの色に気をつけたり、髪色と統一感を出すようにしています。アイメイクも反対色を使うと散らかった感じでガチャガチャするので、全体に統一感を持たせるようにしています。そのほうが、いわゆる“垢抜け”になるのかなと。

――カラコンは何種類も持っているんですか?

茂木 めちゃくちゃ持ってます。今日は一番お気に入りの青のカラコンを入れてきました(笑)。力みすぎてない色合いで、海外の方っぽく、ちょっと色素を薄くする感じです。カラコンの色が強すぎるとコスプレっぽくなっちゃうんですよね。

――メイクの参考にしている人はいますか?

茂木 あんまりいないんですよね。よくファンの方に「どうやってメイクが上手くなったんですか?」と聞かれるんですけど、『SEVENTEEN』を参考にしていた時から、全て独学なんです。ある程度、流行りのメイクは押さえるようにしてるんですけど、似合う、似合わないもありますしね。誰かを参考にするよりも、鏡と向き合って、自分の顔のコンプレックスで解消したいところ、隠したいところを徹底的に探す。各々、気になる場所は違うと思うので、自分の顔をめっちゃ見てメイクの練習をするんです。

――まだメイクに慣れてないティーンに、何かアドバイスはありますか?

茂木 「メイクが上手にできないです」と言っている人は、正直、そんなに頑張らなくてもいいのかなって思います。メイクはしなくちゃいけないものじゃないし、焦らずに身につけていけばいいのかなと。あと繰り返しになりますが、自分の顔をよく知ることが大事かな。私だって本当は石原さとみさんや有村架純さんみたいな顔になりたいけどなれないし、なりたい顔となれる顔は違うので。キレイ系、可愛い系、あどけない系、大人っぽい系と人によって系統が違うから、自分の顔の最高パフォーマンスはどこかを探ってみる。パーツごとに参考にする人がいてもいいと思うし、自分のなれる顔と、作りたい顔がうまく擦り合わせできるように、自分への理解を深めることが大事かなと思います。