自分では分からない、自分の得意なこともある

――高瀬さんは高校生の時には進路をどう考えていましたか?

高瀬 その頃はモデルになりたいとは全く思っていませんでした。高校生の後半ぐらいにスカウトしていただいて、「自分にそんなチャンスが⁉ 必要とされているのかな」と思って挑戦してみたいと思いました。それまでは芸能のお仕事にも就こうと思ったことも無く、普通に就職しようと思っていました。

――モデルの世界に飛び込むことは、勇気がいりましたか?

高瀬 高校生の頃って夢が無かったり、「これからどうしよう」と悩んでいる子も多いと思います。自分が好きなこととは別に、「自分が必要とされる場所で頑張る」道もあると思います。私はスカウトされるまで、モデル業が得意なことだとは思っていなかったけど、必要とされたから頑張ろうと思いました。自分では分からない自分の得意なこと、才能を見つけることも進路を決める上で大切だなと思います。

――「自分が必要とされている場所で頑張る」というのはすごく大切な考え方だと思います。

高瀬 もちろん、自分が好きなことをするなというわけではなく、好きなことと並行して、自分の得意分野を伸ばしていくことも出来るので。誰かに必要とされたら、思ってもいないジャンルだったりしても一回チャレンジしてみて欲しいです。私も、今すごく楽しく仕事をさせてもらっています。

――10代の時に影響を受けた本や映画はありますか?

高瀬 本はあんまり読まなかったんですけど、エッセイを読むのが好きです。エッセイを読むと新しい価値観がダイレクトに入ってくるんです。小説よりも読みやすい作品が多いですし、他の人の考え方を知ると、さらに視野が広がるのでオススメです。

――お仕事でもプライベートでも、これから挑戦してみたいことはありますか?

高瀬 キャンプが好きなので、キャンプに着ていけるオシャレ着を探したいと思っています。どうしても動きやすさを考えて手抜きになっちゃうけど、実用性とオシャレのバランスを考えたいなと。今年こそはオシャレキャンプをします!

第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER
2022年9⽉3日(土)開場13:00 開演15:00 終演22:00
さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市中央区新都心8)

公式サイト

高瀬真奈

モデル

1999年生まれ、山梨県甲府市出身。 凛とした透明感あふれるヴィジュアルが業界内外で注目を集め、雑誌や広告を中心に幅広く活躍。 環境問題や動物愛護といった社会問題への意識も高く、地元・山梨の地方創生などモデルの枠に留まらない活動にも自発的に参加。2022年4月より甲府大使に就任。近年はTV出演や新聞等での露出も増え、ますます影響力も高まっている。 陶芸やカメラ、DIYを趣味とするクリエイティブな一面も。YouTubeやInstagramといった自身のSNSを活用し、積極的に発信を行っている。

Photographer:Yasukazu Nishimura,Interviewer:Kozue Nakamura