甲田まひるさんのSNSとの向き合い方とは?

――甲田さんは、小学6年生でInstagramをきっかけにファッションブロガーとして活動を始めた経歴をお持ちですよね。当時、どういった経緯でInstagramを使い始めたのでしょうか?

甲田 年上のお友達にすすめられました。9歳年上の兄の友達らと小学生時代からよく遊んでいたんです。そんな環境である日「今、Instagramが流行ってるらしいよ」と聞いて、その場で登録してもらったのがきっかけでした。

――Instagramが国内でリリースされたのが2010年10月で、甲田さんが使い始めたのは約9年前。当時は、リリースから3年ほどですし、世間ではまだInstagram自体の認知度も今ほどではなかったですよね。

甲田 そうですね。母が撮影したファッションスナップを上げていたけど、今思えば、小学6年生で何も考えず「よく顔を出していたなぁ」と思います(笑)。当時は、まわりもどんなツールか分かっていなかった印象で、Instagramの認知度が変わっていく流れを見ているのも楽しかったです。その後、自分の人生を変えてくれるきっかけになって。好きなものを上げ続ける姿勢は、当時から変わっていません。

――今でこそ表舞台へ立つお仕事をされていますが、使い始めた当時から自分をアピールしていたんですね。

甲田 最初はそこまで考えていなくて、ただ自分の好きなファッションを発信できるのが楽しかったんです。ファッションブロガーとして活動するきっかけになったDROP TOKYO「FASHIONSNAP.COM」(※ファッション情報サイト)の方に声をかけてもらってから気がついたらフォロワーさんが増えていった感じでしたし。ブログを書き始めて、ファッションショーのレポートを書くようになってから、少しずつ意識が変わっていきました。

――自分が使い始めた当時と現在で、Instagramを取り巻く環境が変化した実感はありますか?

甲田 昔から使い続けていますし、自然と環境が変わっていった感覚ですかね。使い始めた当時は、Instagramから”バズる“のが当たり前ではなかったし、変化を味わっているというよりも、客観的に変化を見ている感じです。

――投稿する上で、一貫して心がけていることは?

甲田 言葉の使い方ひとつで、自分の意図していない発言に捉えられてしまうことがあるので、特に告知とかをするときは少し意識していますね。

――Instagramを使い続けて、その影響力を大きく感じ始めたのはいつ頃からですか?

甲田 中学時代ですね。ファッション誌で取り上げていただくようになってからで、その頃から「マネしたいです」とか「お揃いのものを買いました」といったコメントが増えてきたんです。そうした声が届くようになったのは、うれしかったですね。

――やはり、年下のティーンや同世代の方からの反響が多いですか?

甲田 そうですね。自分が取り上げたものに対して、DMで反響をいただくこともあります。でも、ポジティブな質問がある一方で、質問箱では匿名での相談も多いです。「毎日、辛いです」とか「仕事が上手くいかないんです」といった相談を受ける時もあります。

――悩みを抱える人たちには、応じているんですか?

甲田 応じてみたい気持ちはありますけど、質問の文字数も短くて投稿してくださった方の詳しい状況も見えないので、現実的には難しいですね。でも、気にかけています。わずかに「元気出るといいな」と返す時もありますし、状況が見えるなら「自分だったらこう対処するよ」と言える範囲で答えたいとは思っています。21歳なのでまだ気持ちは似ているのかなと思いますけど、10代は成長の途中ですし、私も含めて楽しいことばかりとは限らないと思うんですよ。実際、同世代の方々からDMでお悩みをいただくこともあって。今回の歌詞や曲には「自分を信じて向かっていってほしい」という思いを込めたので、人生は「そんなに難しく考えなくてもいいかな」と感じてもらえるならうれしいです。