自分の気持ちと向き合いながら、目標を立てることも大事

――早くから音楽活動していてよかったと思う部分はありますか?

藤原 ライブハウスではないところでよく歌ってたので、聴いてもらえなくて悔しい思いをしたことも多いし「どうしたらもっとお客さんが聴いてくれるだろう」「この場所なら、このカバー曲よりこっちの曲のほうが向いているかな」とか、いろいろ考えたりするようになりました。ちょっとずつファンの人が増えていくのがうれしかったですね。

――Nakamuraさんはライブにお客さんが入らない時はどうされていましたか?

Nakamura 20代前半は音楽スタイルが今とは全然違って、バラードが中心だったんです。今のスタイルに変えた時に、一度お客さんがゼロになっちゃった時があって「やばいかも⁉」と思ったけど、楽しかったから「いいや」と(笑)。客層を考えるとか、そこまで頭が回らなくて、とにかく自分のやりたいこと、言いたいことを音楽にすることが楽しかったんです。その後、また少しずつ、新しいお客さんが来てくれるようになって、「これでいいかもしれない」と思うようになりました。だから、自分の軸がブレないようにしています。

――進路選択を控えているティーンにメッセージをお願いします。

藤原 やりたいことがある場合は、漠然と考えるのではなく、小さな夢や目標を立てて叶えていくのも楽しいと思う。この場所でライブがしたい、こういう曲が作りたい、この人とコラボしたいと具体的に目標を決めると、それが叶う度にすごく楽しい!「これだけが仕事」っていう時代じゃないから、いろんな道があると思うので楽しんで!個人的には新年に「してみたいこと、行ってみたい場所」を書くようにすると、不思議と実現できるんですよね。

Nakamura 今の目標は?

藤原 ラッコに会いたい(笑)。

――Nakamuraさんの今の目標は?

Nakamura こういう曲が作りたいといった希望はあるけど、あんまり目標を立てないタイプなんです。でも今、いろんな本を読んで、やっぱり目標は立てたほうがいいんじゃないかなと思うようになりました。具体的に目標を立てたほうがいいのは分かるけど、小さな目標でも自分が到達できなかったりすると凹んでしまう人もいたりするから、自分の気持ちと向き合いながら、目標を立てることも大事かもしれません。

――Nakamuraさんも目標を立てたい気持ちはあるのですね。

Nakamura 立てたい気持ちはあります。「ちゃんと計画的に目標を立てないから、上手くいかないんだなあ」と今ごろになって身に染みています(笑)。

Information


「The Moon × 星なんて言わず」
配信リリース中

公式サイト

藤原さくら

ミュージシャン

福岡県出身。1995年生まれ。父の影響で10歳で初めてギターを手にし、多様な音楽に親しむ幼少期を過ごす。高校進学後にオリジナル曲の制作を始めるなど、地元・福岡のカフェ・レストランを中心としたライブ活動で、徐々に注目を集める。2015年、EP『à la carte』でメジャーデビュー。月9ドラマ「ラヴソング」(16/フジテレビ系)の主題歌を担当。現在、全国弾き語りツアー”heartbeat”を開催中。10月からスタートするシンドラ「束の間の一花」(日本テレビほか)にヒロイン役として出演。11月9日にシングルEP「まばたき」をリリース。天性のスモーキーな歌声は数ある女性シンガーの中でも類を見ず、聴く人の耳を引き寄せる。

NakamuraEmi

ミュージシャン

神奈川県出身。1982年生まれ。2016年にアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』でメジャーデビュー。2021年3ヶ月連続デジタルリリースと題し、「私の仕事」、「投げキッス」、「drop by drop」をリリース、6月にはドラマParavi「にぶんのいち夫婦」エンディングテーマ「1の次は」をデジタルリリースした。2022年、集英社の「HAPPY PLUS」公式イメージソングとして書き下ろしたデジタルシングル「一目惚れ」をリリース。様々な職種、音楽を経験する中で、歌とフロウの間を行き来する独特なスタイルを確立。

Editor:Keita Shibuya,Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Takahiro Iguchi, Hair&Make:Tomoe Yoshida, Shizuka Satake