初めての写真集で自分の笑顔が好きになった

――1st写真集『ういういしい、』のお話があった時はどんなお気持ちでしたか?

三原羽衣(以下、三原) ずっと写真集を出したいという思いはあったんですけど、なかなか出すことができなかったので、うれしさよりも「出せるんだ」という驚きが勝ちました。10代最後という、ちょうど大人になる段階で出せたのは良かったです。

――撮影に向けてダイエットを頑張ったそうですね。

三原 撮影の1~2ヶ月くらい前からキックボクシングに通いました。もともと格闘技が好きで、興味があったんですけど、ストレス発散にもなるし、ダイエットにもなるし、通うのが楽しかったです。以前のダイエットは夜ご飯を食べないとか、食事制限をすることが多かったんですけど、運動しているから、しっかり食べつつも栄養のバランスを気にするようにしました。

――写真集のロケーションは、どれも三原さんにとってゆかりのある場所だそうですね。

三原 編集担当の方が「生まれ育った思い出がある場所で撮ろう」と提案してくださったので、馴染みのある場所を私からピックアップしました。高校時代、毎日のように友達と行ってた梅田とか、今でも年パスを持っているほど大好きなユニバーサルスタジオとか、思い出がたくさん詰まっている場所もあれば、久しぶりに行った場所もあって、懐かしいと同時に、「あの頃に戻りたいな」とちょっと切なくもなりました。

――リラックスした自然な表情も多いですよね。

三原 あんまり撮影している実感がなくて、みんなで旅行に行って楽しんで、その合間になんとなく撮られている感覚でした(笑)。普段はキメキメの角度で、顔の表情も決まっているんですけど、今回は自分の苦手な笑顔だったり、違う角度だったり、いろいろな表情を撮ってもらいました。正直、自分の笑顔があんまり好きじゃないので、「笑っているところが世に出るのか~」と思ったりもしたんですけど、実際に上がった写真を見たら、「あれ?笑顔もいい感じじゃん」と思いました(笑)。

――自分の笑顔が好きじゃないというのは意外です。

三原 何も考えずに笑っている顔が好きじゃなかったんです。でも、今回は素で笑っているところでシャッターを切っていただいて、上がった写真を見ると「楽しそうな笑顔じゃん!」ってちょっとコンプレックスが薄まりました。「これが私なのか」と自分でも思うぐらい自然な表情が詰まっていて、タイトルの「ういういしい、」にしっかり合っていて良かったです。

――過去を振り返るコーナーでは、子どもの頃から現在に至るまでの写真も掲載されています。

三原 やっぱり赤ちゃんの頃は、自分で見てもかわいいなと思いました(笑)。あと、母親が取っておいてあった現像されていないフィルムが出てきたんですよ。赤ちゃんの時の手だけとか、足だけとか、初めて見る写真もあったりして、こんな自分もいたんだと発見がありました。

――この写真集の発売日に、二十歳の誕生日を迎えますが、どんな気持ちですか?

三原 うれしいですけど、やっぱり10代が終わるのは寂しいです。10代は若さの特権があったけど、一気に大人になるというか。子どものままじゃいられないという焦りも出てきますし、もっとしっかりしなきゃという気持ちもあります。

――二十歳になってやってみたいことはありますか?

三原 車の免許を取りたいです。本当は十代のうちに取りたかったんですけどね……。あとは、父とお酒を飲みたいです。中高生の時は父が嫌いだったんです。いつも仕事や、学校のことは、母が面倒を見てくれて、基本的に父は関わってこなかったんです。それなのに私が悩んでいる時とかに、余計な言葉を言ってくることがあって、「うっとうしくて嫌!」って思っていたんです。でも上京後、実はすごく父が心配してくれていたことが分かったんです。私には直接、何も言ってこないんですけど、母には「心配だ」とか、いろいろ言っているらしいんです。だから私が実家に帰るのが決まると、ものすごく喜んでいるらしいんですよ。それを聞くと「パパかわいい」と思って。実際に顔を合わせたら、照れ隠しなのか「帰ってきたんだ」ってツンツンした態度なんですけど、私が東京に帰る時は「え、もう帰るの?」って寂しそうにしていて、すごくツンデレなんですよね。なので今まで反抗してきた分、感謝の気持ちも込めて、一緒にお酒を飲みたいです。