ヒーローへの憧れから空手に没頭。幼少期からの思いが「スーパー戦隊」出演で実を結ぶ

――これまでのキャリアについて教えてください。芸能界へ入るまでは、どんなことに熱中していましたか?

駒木根 高校時代までは、空手に打ち込んでいました。空手を習いはじめたのは幼稚園の頃で、ヒーローに憧れたのが理由でした。幼い頃に「仮面ライダー龍騎」や『仮面ライダー555(ファイズ)』、『百獣戦隊ガオレンジャー』や『特捜戦隊デカレンジャー』を見 て「戦いたい!」と思い始めて、 思い切って「空手道場に通いたい!」とお母さんに言ったら「行ってみれば?」と背中を押してくれたんです。そこから12年間、中学時代には勉強はそっちのけで、高校時代はアルバイトもしながら、空手を続けていました。

――幼い頃の思いが、のちに「機界戦隊ゼンカイジャー」で実を結んだというのもドラマチックですね。

駒木根 本当、そうだと思います。だから、スーパー戦隊のオーディションに受かった時はビックリしましたし、空手を習い始めた頃の記憶が残っていたからか、親が僕以上に喜んで くれました。地元の友達からも、たくさん「おめでとう!」というメッセージが来て、誕生日のお祝いメッセージ以上の連絡が届いたのも印象に残っています(笑)。

――(笑)。スーパー戦隊への抜てきから時間をさかのぼりますが、どのような経緯で芸能界へ入ったのでしょうか?

駒木根 高校生になってから始めたInstagramがきっかけです。Instagramには文化祭や体育祭の思い出、日常生活などをアップしていたんです。そんなときホリプロからInstagramにダイレクトメッセージが来て、スカウトされました。元々、芸能界に憧れていたわけではなかったのですが、お話を聞いているうちに純粋に「楽しそう」と感じたので、やってみたいと思いました。

――高校卒業後の2018年、本格的に芸能活動をスタートしてからも「ヒーローになれるかもしれない」という期待していたのでしょうか?

駒木根 俳優になりたいと思った時から意識はしていました。戦隊だけではなく、たくさんのオーディションを受けていて毎日精一杯で、オーディション自体の記憶がないほど必死でした。

――芸能界入りしてから、身近な生活はどう変わりましたか?

駒木根 一人暮らしをはじめて、時間の使い方も変わりました。芸能界の仕事は土日祝日が休みではなく、定時では終わらないので、やりたいことはすぐにやるようになりました。例えば急に明日が休み になったら友達に「どこか行こう!」とすぐ連絡します(笑)。空いた時間に「できることをやっちゃえ」と思うようになり、行動力が上がりました。

――年数を重ねるにつれて、仕事にかける姿勢も変わってきましたか?

駒木根 お芝居にかける思いですね。自分の中で変わったのは、芸能界へ入ってわりとすぐの頃でした。最初に経験した演技の仕事で、自分の演技を見て「ひどい。これは最悪だ…」と悔しくなったんですよ。正直、初めはお芝居に興味がなかったんですけど、そこから「集中して取り組もう」と思いはじめて。自分の演技に「完全に納得できた」と思える時がいつか来るかは分かりませんけど、一人前になれるように頑張りたいし、1つの役柄にしっかり向き合いたい気持ちは、当時から変わっていません。台本をいただいたら一度、全体の流れを見ながら場面ごとの絵を頭の中で想像していきます。登場人物のキャラクター性や語尾の雰囲気を考えながら、自分の演じる役柄だけではなく他の登場人物も見て、差別化も考えますね。ただ、実際に撮影現場へ行かないとつかめない部分もあるので「こういうお芝居にしよう」と決めつけないようにしています。同じ役柄を演じ続けるとしても、同じシーンは1つもないので、毎回、新鮮なのが楽しいです。