俳優・タレント・モデルの仕事の違い。自分を追い詰めず、夢に向かって進めばいい
――芸能界に入ってから、ターニングポイントとなったできごとは?
駒木根 やはり、「機界戦隊ゼンカイジャー」の主人公を演じられたことです。1年間という長期間にわたり同じ役柄を演じ続ける経験は数少ないと思うんです。とても貴重な経験でした。共に戦った仲間も作品から旅立ち、それぞれで活躍しています。 僕自身も演技に1年間向き合うことができて自信 につながりました。
――現在、「機界戦隊ゼンカイジャー」の次回作「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」にも、五色田介人/ゼンカイザーブラックとして出演されています。実際、異なる作品ながら同じ役柄で続投されていることに対しての思いは?
駒木根 2年続投という貴重な経験をさせていただいています。2年目は先輩の立場で参加しているのですが 「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」は今のメンバーで作品を作り上げてほしいという思いもあり、難しい立場だなと感じることもあります。でも、キャストみんなが仲良く現場がすごくいい雰囲気なので実際撮影に入ると素直に撮影を楽しんでしまいます(笑)
――俳優以外では、タレントやモデルとしての活動もあります。それぞれの現場で、どのような違いを感じていますか?
駒木根 俳優は、誰かの人生の一部分を切り取って、映像でリアルな部分を映し出すものだと考えています。バラエティ番組に出演する時は、「駒木根葵汰」としての素の 自分で出演していますし、視聴者の方々に楽しんでもらうために、自分が一番楽しまないといけないと考えているのは違いかなと思います。モデルは、たくさん撮ったカットの中から洋服をよりよく見せられる1枚を 選ぶ部分では、俳優と似た部分を感じますね。カメラマンさんと一対一でかけ合いながら表情などを工夫して写真を撮影していくのは、とても楽しいです。
――活躍の幅がますます広がりつつある今、この先でチャレンジしてみたいことは?
駒木根 今は、お芝居の仕事への情熱が強いですね。俳優としてもっといろいろな役柄にチャレンジしていきたいです。プライベートでは旅行に行きたいです。しばらく遠出していないので、地方を回っておいしいご飯を食べてみたいし、いずれは、47都道府県を制覇したいです(笑)。
――最後、幼い頃に抱いたヒーローになりたいという夢を実現した駒木根さんから、夢を追いかけるティーンの読者に向けたアドバイスをいただければ。
駒木根 僕自身、ヒーローへの憧れはありましたけど、自分の夢への思いがなくなりかけた時期もありました。だから、気負うことはないと思います。自分がなりたいものはいくつあってもいいと思いますし、僕みたいに、忘れた頃にふとチャンスが巡ってくることもありますから。ゆずれないものがあるなら追いかけたほうがいいですけど、10代 はまだまだ若いので、自分を追い詰めることはしてほしくないですね。チャンスが巡ってくるまではやりたいことにたくさん飛び込んでみて、色々な知識も増やしながら人間力を高めていってほしいです。
Information
BS松竹東急「商店街のピアニスト」
2022年10月3日(月)より」放送開始(全13話)
キャスト:駒木根葵汰、優希美青、吉満寛人、戸田菜穂 他
とある商店街の「ストリートピアノ」が置かれた楽器店を舞台にしたヒューマンドラマ。一度はピアノから遠ざかった主人公・澤本蓮(駒木根)が、楽器店の娘・梶原美鳥(優希)と出会い、ストリートピアノの演奏者として新たな道を歩き出す姿を描く。
TBSよるおびドラ「差出人は、誰ですか?」
2022年10月毎週月曜から木曜深夜24時40分から放送
