悩んだ時は「本当の挫折なのか」を考える

――白洲さんは和昌のように挫折に近い経験をされたことはありますか? その時はどう乗り越えたのでしょうか?

白洲 挫折はもちろんあります。もがいて、もがいて、結局は周りに助けられましたね。親の存在はもちろん、ちょっとした一言や、いろんな人に助けられたと思います。

――悩みは周囲の人に言えるタイプですか?

白洲 もともとあんまり言えないタイプで、話してみようと挑戦してみたことがあったんです。何でもかんでも悩みを話せばいいというわけではないと思うんですけど、自分だけじゃどうしようもなくなった時は、周りに意見をもらったほうが、何かしらの糸口にはなるかなと思います。でも、若い世代は特に、人からもらう言葉というのは素直に受け止められなかったりしますよね。周りにもらった言葉を糧(かて)に、最後に乗り越えるきっかけを作るのは自分自身です。自分の声を聞いてあげることが大切だと思います。

――自分がどうしたいかを、自分自身が分からない時ってありますよね。

白洲 挫折して、気持ち的に苦しかったりした時に、それが本当の挫折なのか、考えるべきだし、本当に挫折なのであれば、その原因は何なのか、いろんなことを細分化する。ざっくり悩んでいるのが一番良くないなと。途中から何に悩んでいるのか分からなくなってしまうし、その状態が一番不安なんです。だから、まずそこをちょっとずつかみ砕いていって、細分化していって、言葉にする。言葉にするという作業は難しいので、なかなか簡単にはできないけれど、その時は単語でもいいから。関連づくような自分の思いを書き出してみる。僕は悩みがちなので今もよくしています。

――若い世代ほど、漠然とした不安があると思うので、言葉にしてみる、書き出すというのは頭の整理になって良いですね。

白洲 そうですね。自分が「何に悩んでいるんだろう」って思うことが意外とあるんです。それが言葉にできた瞬間「たいしたことないじゃん」って思える時がある。ぜひやってみてほしいです。