記憶の片隅にある“余熱”みたいなものをイメージして書いた

――「Indelible Magic」ですが、楽曲タイトルにはどういった思いが込められているのですか?

ジャン海渡(以下、ジャン) 歌詞を読んだ時、恋愛関係自体がなくなっても引きずってしまったり、まだ好きでいたり、会いたいという気持ちを表現するには、消えないとか、拭えないという意味を持つ「Indelible」がいいのではと、こちらから楽曲タイトルを提案させてもらいました。主人公が過去の恋愛を引きずっている、切ない思いを込めた曲です。

ジャン海渡

――本作においてもジャンさんと松村さんがラップ詞の制作をされています。モチーフやインスパイアされたものを教えていただけますか?

ジャン これはタイトルから考えました。「魔法」って、解けないと言われることがありますけど、同じように恋愛も何年経った後も思い出してしまったりしてしまうもの。それが魔法のようだなと思ったので、「Indelible(消えない)」と「Magic(魔法)」を感じさせられるような歌詞を心がけました。僕と(松村)和哉はスタイルや歌の作り方とかを、いい意味で区別化するようにしていて、僕はどちらかというと、主人公が気持ちを引きずっている情景が浮かぶように、分かりやすく伝えられるような歌詞にしました。

――松村さんはいかがですか?

松村和哉(以下、松村) 失恋を引きずっているイメージを受けたので、記憶の片隅にある“余熱”みたいなものをイメージして書きました。忘れようとするんじゃなくて、背負って生きていく、そのイメージの方向が強かったです。

松村和哉

――MVも拝見しましたが、スーツベースのシックな装いで、ダンスを含めて全体的にクールな印象を受けました。

志村玲於(以下、志村) 振り付けをしてくださったDaikiさんは、曲を聴いただけで、ジャスティン・ティンバーレイクが思い浮かんだそうで、衣装も「このジャケットだね」と言ってくださったんです。MVの背景もジャスティン・ティンバーレイクみたいな感じだから、こういう方向性で行こうと、全員が相談したわけではないんですけど、同じイメージを持っていたので、一本筋が通っているんじゃないかと思うし、観ていて違和感がなかったと思います。振り付けも、場所も、全てが調和しているし、自分たちも共通するイメージを持っているので、いろいろと研究は重ねました。

志村玲於

伊藤壮吾(以下、伊藤) 上からのアングルは、それこそああいうところから撮ってみたいと思っていたことをやったし、横の列のフォーメーションなどはいつも以上に気をつかいました。

伊藤壮吾

――スタイリングは古川さんが担当されたということですが、どういった点にこだわりましたか?

古川毅(以下、古川) スーツスタイルとハットにグローブというスタイルを守りつつ、メンバーの個性や、色気みたいなものを際立たせることができるスタイリングにできればなという思いがありました。それと、基本的にみんなシングルのスーツなんですけど、彪馬だけダブルにしていたり。今までだったら背伸びして着ていたものを、ナチュラルに身にまとえる年齢になってきたと思うので、今までのスパドラとの違いを楽しんでほしいです。