バスケ部をやめる理由にもなった明治大学への進学

--芸能の世界を目指したきっかけを教えてください。

濱 高校生の時にもオーディションを受けていましたが、なかなかうまくいかなかったので、家族と相談して大学に行くことにしました。全国から人が集まってくる大学というものにも興味がありましたし。それで就活の時期を迎えて、改めて進路を考えた時、役者になりたかった夢を思い出したんです。小さい頃からドラマが好きで観てきたし、潜在的な憧れはありました。他にやりたいことも特になかったし、いろいろな人を演じる役者になれば、それだけ多くの経験にもなり、自分の世界が広がると思えました。

--進学先を明治大学にされたのはなぜですか?

濱 小学6年生から始めたバスケを高校2年生の初め頃まで続けていたんですが、かなり練習が厳しかったこともあって、「楽しくバスケをしていたいのに、つらい思いをしてまでやりたくない」と、突発的にやめてしまったんです。「高校2年生は一番楽しい時期だ」っていろんな人から言われていたことも大きかったですね。ただ、やめるにしても先生に理由を説明しなければなりません。「勉強を頑張りたいのでやめます」「どこに行くのか決めてるのか?」「明治です」と。とてもメジャーな大学だし、当時よく目にしていた芸能人の方が行っていて、なんとなく自分のなかでイメージができあがっていたこともあって目指すことにしました。

--当時は、明治大学を目指すだけの学力はありましたか?

濱 全然!過去問を20年分ぐらいひたすら解き続けましたし、実戦の経験を積んだほうがいいと思って、模擬試験も受けまくってたんですよ。そのかいあって、たまたま模擬試験で出た問題が試験でいくつか出題されたんです。それで受かったのかもしれません。

--他に高校時代に打ち込んでいたことはありますか?

濱 自転車通学仲間だった友達の影響で、古着に目覚めました。通学路に古着屋街のようなところがあったので、よく行っていたんです。ピンキリの古着の中から、いかに自分好みの服を安く手に入れるかを考えるのが楽しくて。いまだに古着は好きです。

--努力が実って、明治大学に進学されます。大学に進学して良かったと思うことはありますか?

濱 明治は学生の数が多いだけに、それだけ新しい人と接する機会も多かったんです。僕は商学部なのですが、ゼミの先生が、座学よりも「事件は現場で起きているんだ!」タイプの実学を重視する先生で、みんなで銀行に行ったり、紙幣の作られ方を学んだりするようなフィールドワークが多かったんです。そのゼミでいろいろな縁に恵まれたし、いろんなことに興味を抱くきっかけにもなりました。

--明治大学となると、地方出身者も多いですよね。

濱 そうですね。商学部商学科だけで、40人×30クラスくらいありましたが、東京出身者は僕のクラスはせいぜい5~6人くらいでした。ずっと東京で暮らしている僕は、周りから「シティーボーイじゃん!」というような目で見られていたみたいですが(笑)、自分のなかでは「そんなにいいもんでもないんだけどな」と、逆に地方出身の人に憧れていました。