アイドル活動は予想外だったけど、やってよかった

――アイドルグループ「sherbet」で活躍されましたが、もともとアイドル活動に興味はありましたか?

清瀬 アイドル=AKB48くらいの知識だったので戸惑いました。モデル時代は大人っぽさを売りにしていたので、自分のなかで葛藤を感じる部分もありましたが、ファンの方たちに「きよちゃんって見た目はクールだけど喋るとこんな感じなんだね」と言われたり“天然マイペース”というキャッチコピーつけてもらえるようになったりして、楽しくなりました(笑)。アイドル活動中は、バラエティ向けの喋り方や自分の個性の出し方を勉強したり、いろいろ刺激を受けることが多かったです。アイドル活動は楽しかったし、いい経験をさせていただいたと思っています。でも、女優になりたい気持ちが消えることはなかったです。

――「sherbet」はお喋りが上手なメンバーが多いですよね。ついていけましたか?

清瀬 最初はついていけなくて、会話の間にヤジを入れるぐらいしかできなかったんです。でも今の事務所でYouTubeを撮影した時に「きよちゃんがいてくれると助かるよ」と言ってもらえるので、少しは成長できたのかも(笑)。

――女優としての活動について、アイドル時代のファンの方の反応はいかがですか?

清瀬 「きよちゃんの夢だから」と変わらず応援してくれる方がいるのでありがたいです。もちろん、悲しむ方もいましたし、離れていく方もいました。メディアへの露出も知名度もグループ活動に支えられてきたことが大きかったから、これからは一人で頑張らなきゃと考えるようになりました。

――アイドル時代の経験は、今につながっていますか?

清瀬 自己アピールはうまくなりましたね。以前は番組に出た時に意見を求められることがあっても「こんなこと言って空気を悪くしたらどうしよう」とか「変な人だと思われちゃうんじゃないか」と発言を躊躇してしまうこともあったけど、今は気にせずアプローチできるようになりました。

――今年の4月には舞台「Zodiac Candy~君が待つ星空の下で、私は星座線を指でなぞる。~」で俳優の森公平さんとW主演を務められました。

清瀬 舞台は苦手意識があったので、挑戦でした。

――舞台はどんなところが苦手だったのですか?

清瀬 舞台は生物じゃないですか。場の雰囲気にのみ込まれてしまうことがあって、苦手意識があったんです。しかも初めてのW主演。だから覚悟を持って臨みました。

――これから挑戦してみたいお仕事はありますか?

清瀬 「コード・ブルー」を観て女優を目指したので、やっぱり“月9”ドラマに出てみたいですね。いろんな役に挑戦してみたいです。

――進路選択を控えているティーンにメッセージをお願いします。

清瀬 私は高校卒業後に、お芝居とは違う分野の専門学校に入学したことがあったのですが「自分のやりたいことはこれじゃない」と途中で辞めました。自分のやりたいことがはっきりしている人は、あとから後悔しないためにも、その道に進んだほうがいいと思います。

Information

『月下香』
10月28日(金)よりシネ・リーブル池袋ほかにて全国公開
出演:清瀬汐希・松井健太・松本博之・中西悠綺・小野島徹・関口まなと・高橋成美・風祭ゆき・小松みゆき・阿部祐二・木村祐一 他
監督:淵澤由樹 脚本:乃木リリー 撮影:原田摩利
製作:映画『月下香』製作委員会
製作協力:TM JAPAN 一般財団法人日本映画振興財団
制作・配給・宣伝:テンダープロ
©2022映画『月下香』製作委員会

化粧品メーカーに勤める田中亜美は、誠実で優しい夫と平穏な結婚生活を送っていた。ある日、仕事上のトラブルから年下の若き画家・柏木潤と出会う。軽い気持ちで絵画モデルを引き受ける亜美だったが、次第に2人は強く惹かれ合っていく。そんな中、人気アーティストの階段を駆け上がっていく潤。亜美は罪悪感を抱きつつも、潤への想いを抑えられなくなっていく。その許されぬ恋の果てに辿り着いた結末は?切なくも官能的な禁断のラブ・ストーリー。

公式サイト

清瀬汐希

女優・モデル

1997年2月25日生まれ。神奈川県出身。モデル、グラビア、女優と幅広く活動。ミスコン「MISS JAPAN QUEEN OF GALAXY2021」の日本代表に選出された。「週刊ポスト」実施の「丑年生まれの12人が競艶 2021年に輝くグラドル総選挙」でグランプリを獲得。趣味は映画鑑賞、食べること。

Editor:Keita Shibuya,Photographer:Yasukazu Nishimura,Interviewer:Takahiro Iguchi