グループ解散までにやりたいことは全てしておきたい

――セカンド写真集『Lastart』の発売が決定した時のお気持ちを教えてください。

森みはる(以下、森) 所属している「26時のマスカレイド」の解散が決まった時に、個人としてもグループとしてもやりたいことは全てしておきたいと思いました。前回の写真集の撮影がすごく楽しくて、このチームでもう一度お仕事したかったんです。ファースト写真集と時期が近かったので、デジタル写真集とか、他の媒体でもいいので、「とにかくこのスタッフさんたちとお仕事がしたい!」と話をさせてもらったら「紙で写真集を出しましょう」と言ってくださいました。まさかの展開で、すごくうれしかったです。

――森さん発信の企画だったのですね。

森 スケジュールが結構急だったので、メイクさんとカメラマンさんは違うのですが、1st写真集から期間があんまり経ってないからこそ、そのほうがいいかなと。写真の雰囲気や撮り方、メイクの感じも全く違いました。どっちのチームも優しくて楽しくて明るい人たちの集まりで、すごく楽しかったです。

――特にお気に入りのカットはありますか?

森 小さい頃からよく行っていた公園の、すっごく長いローラー滑り台での撮影は、写真集の撮影だということを忘れて遊びました。その他の撮影も全て、あまり撮影してるという感じではなくて、むしろ遊んでいる感じではあったんです。撮影した日の気温が30度超えくらいで暑くて、Tシャツ短パン姿でメイクが落ちるのも気にしないくらい、汗だくになりながら遊びました。私はすごく汗っかきで、歩いているだけで汗をかいちゃったりするから、普段は外で遊ぶとかも絶対嫌なんです(笑)。久しぶりにあんなにはしゃぎました。

――童心に帰った瞬間だったのですね。

森 撮影しながらカメラマンさんとトランポリンみたいなところで一緒に跳んでいたほどです。撮影が終わってからも、マネージャーとメイクさんとカメラマンさんとみんなでピョンピョン飛んでました。汗だくになって、撮影後にアイスを3個食べました!

――森さんの無邪気な表情が楽しめそうですね。撮影にあたって、ボディーメイクはされましたか?

森 ファースト写真集の撮影時には、パーソナルトレーニングだけをがっつりやっていたのですが、今回はパーソナルトレーニングとキックボクシングとピラティスを組み合わせています。パーソナルトレーニングだけだと硬い体というか、ちょっと女性らしさが足りなかったのかなと思って、インナーマッスルとか女性らしいラインをピラティスで作るとか、キックボクシングをしてエネルギー消費するとか色々と考えました。

――理想的な体を作るために、色々な工夫をされているのですね。

森 食事の内容も変えていましたが、食べることが大好きで量は減らせないので、工夫していました。撮影の1ヶ月ちょっと前におばあちゃんの家に帰る予定があったんですが、おばあちゃんの家に帰ったら食べちゃうじゃないですか(笑)。「それが終わってから本格的に始めよう!」と、実際におばあちゃんの家ではたくさん食べたんですが、帰ってきたら今度はコロナの濃厚接触者になり外出できなくなっちゃったんです。毎日家にいることしかできなくいから、食べることしか楽しみがない(笑)。自宅待機も終わって「いよいよガッツリやらないと時間がない!」となったのが撮影の3週間くらい前。そこからジムにカンヅメ状態でトレーニングしました。もともと私は、ダイエットが得意じゃないので期間が長いと途中で心が折れちゃうんです。ギュッと短い時間で集中して体作りが出来ました。

――撮影という目標があるからこそ、頑張れるというか。

森 そうですね。普段は水着とか着ないし。ライブ衣装も「こういう衣装が着たい」という自分達の案を取り入れてもらえるので、コンプレックスを隠せるというか(笑)。「ここはあんまり出したくない」と言うのは自分次第でカバーできちゃうので、意識が緩んじゃうこともありますが、水着はごまかしが効きません(笑)。色々な方のグラビアを見て、「みんなすごく努力しているんだろうな」って自分に喝を入れていました。

――今回参考にされた写真集はありますか?

森 メンバーの写真集とか、前回の自分の写真集を見て「もうちょっとこうすれば良かったな」とか言っていました。あとは、大好きな「=LOVE(イコールラブ)」さんの野口衣織さんの写真集です。もともとよく見ているんですが、野口さんの写真集が発売されたのは、私がファースト写真集を出した後で、その時はまだ参考にできなくて。改めて今回めっちゃ見ました!あとは、大谷映美里さんの写真集も。=LOVEさんがとにかく好きで、二人の写真集を超見ていました!「こんなに可愛くて美しい人がいるんだったら私も頑張らなきゃ」って。