周りに流されないで、自分の気持ちを大事にして

――過去に次世代アイドルユニット「X21」のメンバーとして活動していましたが、アイドル時代に培った経験が今のお仕事に活かせていると感じることはありますか?

井頭 それは、めちゃくちゃあります。アイドル時代は、メンバー間でぶつかることもあったし、コミュニケーションの難しさに悩むこともあって、正直「苦しい」と思うこともたくさんありました。でも、レコーディングしたり、ダンスしたり、トークの内容を考えたり、みんなで一つの目標に向かって頑張ることで、チームの連帯感や協調性が経験できたし、目標を果たした時の達成感は何にも代えられないものでした。協調性を持ちつつ、一人ひとりが切磋琢磨して、お互いの意識を高め合うことはお芝居の世界にも通じることだと思っています。アイドル時代は、特に意識はしていなかったけれど、知らない間に身についたことのひとつですね。

――「X21」のメンバーの活躍は刺激になりますか?

井頭 共に頑張ってきたチームなので、メンバーの活躍を見ると自分のことのようにうれしいですし、「自分も負けていられない!」という気持ちになります。でも、「私もやってやる!」という気持ちは高校生の時のほうが強かったかもしれません。当時はグループ以外でも同世代の子が活躍して、いろんな作品に出ているのを見る度にプレッシャーを感じていましたし、「私ももっと活躍したいけど、どうすればいいんだろう」と思っていました。でも、最近「人との比較よりも、自分のよさを見出すようにしよう」を考えるようにしたら、そういう焦りは少なくなって、「あの役はあの人にピッタリだから決まったんだな」とか「今回はご縁がなかったけど、私じゃないとできない役もあるはずだから」と、そんな風に肩の力を抜いて物事が見えるようになりました。でも、同世代の子の活躍は一番の刺激になるので、お互いいい刺激を与えられる存在でいたいですね。

――進路選択を控えているティーンにメッセージをお願いします。

井頭 進路については「コレ!」という信念がある人はいいけれど、周りの人に「こうしたほうがいい」とかいろんなことを言われたりして、考えすぎて自分のやりたいことが分からなくなってしまう人も多いと思います。そんな時は、「今の自分が楽しいと思うことは何か」、自分と向き合う時間を持つことをおすすめします。自分の心に耳を傾けて、そこで感じたことを軸に行動するようにすれば、進むべき道がおのずと見えてくるんじゃないかな。自分の人生だから、周りに流されずに自分を信じて、したいことをしてほしいと思います。

Information

『メイヘムガールズ』
11月25日(金)より新宿シネマカリテ/池袋シネマ・ロサ他全国公開

吉田美月喜 井頭愛海 神谷天音 菊地姫奈
監督:藤田真一
脚本:なかやまえりか
撮影:中澤正行
ワイヤーコーディネート:下村勇二
音楽:カワイヒデヒロ
音響効果:柴崎憲治
キャスティング:岩瀬恵美子
企画・制作:株式会社アーティット
配給:アルバトロス・フィルム
© 2022 ARTHIT CO,. LTD

ソーシャルディスタンスとマスク着用が終わらない感染拡大下の日本。高校生になった女子高生の瑞穂は、文化祭中止が発表されたその日、突然、念動力が舞い降りたことから、刺激のない日常がサスペンスと恋に満ちた非日常に変わってゆく。テレパスの才能を持った同じクラスの環、瞬間移動を使いこなすあかね、ネット世界を自在に飛び回るケイも集まり、4人の少女は新しい友情を育んでゆく。しかし、瑞穂の元家庭教師の祐介が超能力に目を付けたことから、4人は暴走。大都市・東京を舞台にしたサイキックバトルが始まる。

公式サイト

Instagram

TikTok/span>

Twitter

井頭愛海

俳優

2001年3月15日生まれ。大阪府出身。2012年に「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し芸能界デビュー。主な出演作は、ドラマ「べっぴんさん」(16/NHK)、「さくらの親子丼2」(18/東海テレビ)、「少年寅次郎」(19/NHK)、「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」(20/NHK)、映画『鬼ガール!!』(20)、映画『妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』(22)など。

Editor:Keita Shibuya,Photographer:Yu Tomono,Interviewer:Takahiro Iguchi, Stylist:SUZUKI Michie, Hair&Make:IWAHASHI Natsuko