男闘呼組はミュージシャンと役者の集合体だから面白い

――高橋さんは中学生の時から芸能界でお仕事をされていますが、その時から芸能界でお仕事をしていくという覚悟がありましたか?

高橋 そうですね。わりと早くから芸能界には憧れを抱いていました。14歳からこの仕事を始めて楽しくて仕方がなかったし、その頃に「この仕事をしていこう」と思ってから今まで迷いを感じたことはないですね。

――男闘呼組を解散した際に、気持ちがブレることはありましたか?

高橋 ブレることはなかったですが、グループ活動からソロになって「これからは何でも自由にできるけれども、一体何をやろう?」と考えました。僕らの業界は、いい人と出会えるかどうかがすごく大事だし、人脈が財産になるので、とにかくいろんな人に会いに行きました。

――男闘呼組は骨太なロックで高い評価を得ていました。当時から、音楽とお芝居の両立を考えていましたか?

高橋 バンドで演奏することも好きだけど、俳優として芝居をするのもすごく好きでした。男闘呼組のメンバーはみんなそんな感じだし。あのグループの面白さは役者かつミュージシャンという集合体。だからいろんなことができるんです。

――この年齢になって男闘呼組が再結成するのは感慨深いですね。

高橋 今はもう、めちゃくちゃ楽しいですね。

――若い時はぶつかり合うこともありましたか?

高橋 ありましたよ。よくケンカもしました。でも、ケンカしても続くのが本当の友情だと僕は思っているから「ケンカしたら終わり」じゃないんです。ケンカをして初めて相手の痛みも自分の痛みも分かる。今はスマートさが美徳とされているけど、それは人間関係の煩わしさの裏返しでもあるんでしょうね。でも煩わしさも含めて人生だから、そこから逃げてばかりいたらどこにも行きつかないと思うんです。どうせ煩わしいんだったら積極的にそういうところに顔を突っ込んで、手を汚したほうがいい。痛み、熱さ、苦しさ、そういうことを感じるのが生きているということだと思うから。

――先日出演した音楽番組も見させていただきましたが、男闘呼組の曲は今聴いてもすごくいい曲ばかり古びてないですね。

高橋 作ってくださったプロデューサー、作家の先生方には本当に感謝しています。自分たちで曲を作れるようになって、楽曲のすごさが分かるし、みんなの記憶に残る、愛し続けてもらえる楽曲は僕らの財産です。僕らもそれぞれ人生経験を積んだことで、20代の時とは違う深みや味わいのある音が表現できていると思います。