ふとした瞬間に寂しい気持ちになる優等生役に共感
――もともと横田さんはホラー映画を観るのは好きなほうですか?
横田真悠(以下、横田) 友達と「ワー!キャー!」と言いながら観るのが好きです。去年は、『死霊館』シリーズの最新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』を観に行ったんですが、怖すぎて、終始目を手で覆っていたので、ほとんど観れませんでした(笑)。ホラー映画を映画館で観るのが初めてで、ドルビーシネマだったというのもあって音とスクリーンの大きさがすごかったですし、アメリカンホラーの迫力に圧倒されました。
――今回出演した映画『カラダ探し』も、アメリカンホラー感覚の作品ですが、初めて脚本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
横田 タイムループもののホラーってどういう風になるんだろう、全身が血で染まった少女”赤い人”はどういう造形なのかな、このホラー描写をお芝居で作るとどうなるのかなど、読んでいるだけでワクワクする脚本でした。
――横田さんが演じた鳴戸理恵は、クラスの人気者であり学級委員長も務める優等生、でも心の中に誰にも言えない思いを秘めています。共感するところはありましたか?
横田 この撮影を通して、誰かといても、ふとした瞬間に寂しい気持ちになるところは共感できました。一緒に行動するクラスメイトの5人と過ごしていく中で、「あの時、寂しかったんだな」っていうことに気づけたんですよね。
――アクションシーンもふんだんに盛り込まれています。
横田 本格的なアクションに挑戦したのは今回が初めてでした。ずっと挑戦したかったのでうれしかったです。すごい勢いで引きずられるシーンは練習から大変で、全身が筋肉痛になっちゃって(笑)。映像を観たら大迫力だったので、頑張って良かったなと思いました。
――撮影現場になった学校はどんな雰囲気でしたか?
横田 映像では不気味な雰囲気ですが、実際に使われている学校なので怖くはなかったです。学校から礼拝堂が見えるロケーションは珍しいと思うんですが、その景色が素敵で、一気に物語に入り込めました。