ROUND.10のトップバッターはROUND.9と同じく「avex ROYALBRATS」

ROUND.10のオープニングアクトを飾ったのは前回の覇者「SEPTENI RAPTURES」。色とりどりのユニフォームに身を包んだ8人が、バスケをモチーフにしたエネルギッシュなダンスでステージ中を躍動した。

レギュラーシーズンも残り3ラウンドとあって、Dリーガーたちの気合も並々ならぬものがあり、オープニングの挨拶では各チームのリーダーたちが競い合うように意気込みを熱く語った。

▲avex ROYALBRATS ©D.LEAGUE 20-21

ROUND.9に続いてトップバッターを務めたのは「avex ROYALBRATS」。今回のテーマは「K-POP」で、韓国語によるダンスチューンをバックにパフォーマンスを展開。プロデューサーのRIEHATA氏自身、本業でK-POPの振付をやっているだけあって、歌に寄り添いながらも、キュートさとかっこよさを兼ね備えたダンスで圧倒的な完成度を見せつけた。

ゲストダンサージャッジのNORI(NASTY/N’ism)氏は、「キャッチ―で可愛くて、一般の人にも楽しめる構成と振付で、ファッションも良かった」と絶賛しつつも、「個々のスキルもがっつり見たかった」と少し残念がった。

▲FULLCAST RAISERZ ©D.LEAGUE 20-21

毎回、男らしいパフォーマンスの中にドラマ性やコメデイ性など、違った趣向を織り交ぜてきた「FULLCAST RAISERZ」。今回は白を基調にしたコスチュームに、キャップとブーツを合わせて登場。上衣を脱いで上半身裸になったり、キャップをくわえたりと衣装を有効活用。ワイルドさの中にしなやかさものぞかせたメリハリのある構成で、男の色気を表現した。

パフォーマンス後のインタビューで、プロデューサーのTWIGGZ“JUN”氏は、「自分がダンスを始めたきっかけとなった人で憧れのダンサー」と、この日のゲストエンターテーナージャッジ、TAKANORI(LL BROTHERS)氏にリスペクトを捧げ、「男臭さで攻めた」とコンセプトを語った。それを受けて、TAKANORI氏は「毎回出し物が面白いと思っていたが生の迫力はすごい!今日のスタイルは自分にドンズバ。セクシーでゴリッとした男くささが上手く出ていた。そして肉体美は最高の衣装」と賛辞を贈った。

▲SEPTENI RAPTURES ©D.LEAGUE 20-21

オープニングアクトを飾った「SEPTENI RAPTURES」は、ビビッドな赤の衣装に身を包み、映画『ドラムライン』にオマージュを捧げたパフォーマンスを披露。実はオープニングアクトで披露したパフォーマンスと対になっており、こちらはバスケのハーフタイムにショーを意識。シンクロ率の高いスポーティーな振付で、チームワークの良さを見せつけた。

ゲストエンターテーナージャッジのHideboH氏は「『ドラムライン』は僕も好きな映画なので興奮した!」と身を乗り出し、複雑なリズムを上手く乗りこなしたチームを賞賛。さらにゲストダンサージャッジのPInO氏も、「ルーティン、一体感、フォーメーション、どれも上手」と評価。一方で、チーム感を優先したために一人ひとりのスペシャル感が見えなくて少し寂しかったとコメント。