これで優勝できないわけがない!「KOSÉ 8ROCKS」のISSEI氏が吠える

▲KOSÉ 8ROCKS ©D.LEAGUE 20-21

これまで、個々のスキルは高い評価を受けながらも、なかなか結果を残せなかった「KOSÉ 8ROCKS」。起死回生を図って、ディレクターのISSEI氏がSPダンサーとして招聘したのは、自身が所属するチーム「九州男児新鮮組」のメンバーであるSHUVANとRENの二人。パフォーマンス前の映像で、「テーマは雷(いかづち)。信じてきたブレイキンで戦う!これで優勝できないわけがない!」とISSEI氏が吠えると、吉田兄弟の津軽三味線が鳴り響く和のダンスサウンドに乗せて、矢継ぎ早にアクロバティックな大技を繰り出しつつ、息の合ったルーティンや多彩なフォーメーションも織り交ぜるなど、息もつかせぬ展開で疾走した。

審査結果は4人が10点満点を出して74点という高得点を叩き出し、ゲストダンサージャッジのLOKO YOKO氏は「シンプルにダンスを入れてきて心を打たれた」、ゲストエンターテーナージャッジの丸山桂里奈氏は「魚のように跳ねていて、同じ人間じゃないと思った」と、それぞれ圧倒された様子だった。

▲Benefit one MONOLIZ ©D.LEAGUE 20-21

これまでハイヒールとヴォーグにこだわってきた「Benefit one MONOLIZ」が、それ封じて、裸足で挑んだパフォーマンスのテーマは「ヒールやヴォーグに出会う前の自分たちの姿」。ラフな衣装に身を包んで、表情から指先まで全身で狂おしい感情を表現する姿は、エモーショナルでドラマティック。ジャッジの黒須洋嗣氏は「出だしからみんなの思いが伝わってグッときた」と、その思いをしっかりと受け取った様子だった。

▲KADOKAWA DREAMS ©D.LEAGUE 20-21

色とりどりのセットアップに、それぞれの個性が出たTシャツを合わせてカラフルに登場した「KADOKAWA DREAMS」。ディレクターのKEITA TANAKA氏曰く、「シンプルに憧れを表現した」というパフォーマンスは、ファンキーかつコミカルでダンスの楽しさが横溢。「自分たちのダンスを見て、新しくダンスを始める人が出てほしい」というメッセージが決して絵空事ではない説得力に満ち溢れていた。HideboH氏は、「分かりやすさの偉大さ」「ハッピーな世界観」を評価しながらも、「もう一つ展開が欲しかった」ともコメント。

▲SEGA SAMMY LUX ©D.LEAGUE 20-21

「SEGA SAMMY LUX」のテーマは「アメリカ旅行への憧れ」。スタジャンにルーズなパンツを合わせた8人は、空港、スーパーマーケット、バスケと、様々なシチュエーションをダンスで表現。まるで1980年代に作られたアメリカの青春ドラマを見ているような胸熱の世界観を作り上げた。「古き良きアメリカの香りがした。グルーブ感を前に出したダンスは見ごたえがあった」(TAKANORI)、「戦いの場を笑顔で楽しむ8人の空気感が良かった」(PInO)とジャッジも絶賛、69点で2位に躍り出た。

▲CyberAgent Legit ©D.LEAGUE 20-21

ROUND.9までの総合順位が最下位に沈んでいた「CyberAgent Legit」は、形勢逆転すべく「鳥肌を立たせる作品を持ってきた」とトリッキーなパフォーマンスを展開。ナイトウェアのような衣装に、目のクマを表現したメイクは、どこかホラー映画を彷彿とさせ、前半は夢遊病者のように妖しいダンスを展開。後半は一転して、文字通り“目の覚める”ようなダンスでスピーディーに突き進んだ。

プロデューサーのFISHBOY氏は「夢でもダンスをしていたというメンバーたちの声を聞いて、現実か夢か分からない極限状態を作品にした」とコンセプトを解説。リーダーのTAKUMIは「最下位なのでチャレンジしていかないといけない」と語った。その思いはジャッジにも伝わり、丸山桂里奈氏は「鳥肌を通り越して、全身が毛羽立っている」と独自の表現で絶賛。ゲストダンサージャッジのLOKO YOKO氏も「見ごたえのある作品。どのチームもステージ全体を使う中、ぎゅっと真ん中でダンスするのが良かった」と評価。結果、70.5ポイントで、すぐさま2位が入れ替わった。

▲USEN-NEXT I’moon ©D.LEAGUE 20-21

トリを飾るのは「USEN-NEXT I’moon」。オープニングの挨拶でリーダーのAIRIが「今日は“可愛い”を捨ててきました!」と豪語した通り、アーミールックで勇壮に登場した8人は、速いBPMに合わせて、これまでとは違った激しいパフォーマンスを披露。それでいて彼女たちの持ち味であるしなやかさも、しっかりと表現した。

NORI氏は「可愛さを捨てたけど可愛かった」と笑いながらも、「駒が繊細に倒れていくような気持ちよさや仕掛けがほしかった」と課題点を挙げた。