終盤にかけてファンとともに一体感を高めていくステージ

「皆さんの明日が明るい未来になるように、この歌を歌います」という曲振りからの「STAR LIGHT」は、先ほどとは一転して再びギアを全開にした彼らのうなるような演奏が展開。観客もそれに呼応するかのように掲げた手を精一杯振り上げ、3人の迫力に応えていき、本編ラストの「瞬間ドラマチック」と走り抜けた。

鳴り止まない拍手に呼ばれて始まったアンコールでは、phatmans after schoolのナンバー「レイジーシンドローム」を久々に披露。その後、2曲目に入る前にユタニが「次の曲は一緒にやりたい、手拍子で裏拍をとってほしい」と発言。まずは「笑っていいとも」のOPテーマを例に観客に促すと観客もその通りに裏拍で手拍子を送る。すると続けて、“ユ・タ・ニ・好き!”のリズムでも手拍子をしてほしいとお願い。その観客の裏拍のリズムに乗せて始まったのは「Pumpkin Wars!!」。サビなどでは観客も先ほどのユタニの教え通りに裏拍のリズムで手拍子を送り、終盤に向けて会場の一体感をいっそう強めていく。

さらにヨシダが、“いい子ステッカー”なるものを作ったと言い、今日会場にいる9月と10月生まれの人に、ライブ終了後、このステッカーをプレゼントするというサービス精神で観客を喜ばせた。

約2時間にわたったライブの最後を飾ったのは、TVアニメ「かげきしょうじょ‼」のOPテーマにもなった「星のオーケストラ」。ワンマンツアーのフィナーレ、全てを出し切るようなパワフルなプレイで、オーディエンスを最後まで楽しませる。「ありがとうございました!みなさん、これからもsajiをよろしくお願いします!」という言葉とともに、会場がこの日最高潮のボルテージに包まれ、東京公演の幕を閉じた。

念願であった初ワンマンツアーを最高の形で終えたsaji。6月の2ndアルバムリリース、そしてこのツアーを経た3人が、これからどんな音楽を発信していくのか、楽しみでならない。

saji one man tour 2022~星の船と月の旅人~
日時:2022年10月7日
会場:渋谷WWW
Text:Tetsu Takahashi