ワイヤーアクションに初挑戦!

――初めて『メイヘムガールズ』の脚本を読んだ時の印象はいかがでしたか?

吉田 コロナ禍のストレスが超能力に結びつく設定はユニークだなと思いました。まさか自分が超能力を経験するとは思ってなかったし、CGを使ったワイヤーアクションと聞いて「どうやって演じるんだろう?」とワクワクしました。

――演技をする上で意識されたことはありますか?

吉田 私の演じた瑞穂は自由で、自分の感情や直感に素直で、思いついたことはすぐに行動に移しちゃう女の子なので、迷いを持たせないためにも、私自身が役として見られていることを意識しすぎないようにしました。以前、「ドラゴン桜」というドラマで主人公のライバル役を演じた時に、「躊躇しないでもっと自己中に演じてほしい」と言われたことがあったんです。瑞穂は嫌われる役じゃないけど、まわりを見ずに、自分がしたいことに突き進んでいくタイプだから、その自由奔放さが失われないように意識して役に没頭するようにしました。

――超能力を持ちたいと思いましたか?

吉田 瑞穂にとっては夢のような時間であったと思います。でも、便利になり過ぎるのは良くないですよね。悪い意味で常識を超えてしまうこともあるだろうし。超能力があったら楽しいと思うけど、私は役で経験するだけでいいかなって思いました。自分の理性が保てなくなったら怖いので(笑)。

――CGを駆使したアクションシーンが魅力的でした。出来上がった作品を観ていかがでしたか?

吉田 こんなにCGを使う作品は初めてでした。グリーンバックに囲まれてどこを見ても同じ背景のなか、あかね役の井頭愛海ちゃんと吊るされて試行錯誤しながら演じました。最初は「どうなるんだろう」と不安でした。監督から「ここはこういう動きになるから」と動きのイメージをいただいていたので、出来上がった作品を観た時に動きの違和感がなくて安心しましたし、「こんな映像になるんだ!」と感動しました。この映画で、人生初めてワイヤーアクションを経験しました。以前、Netflix のドラマ「今際の国のアリス」の撮影の時もCGを使いましたが、今回の撮影のように、私自身が浮いたりすることはなかったので、面白かったですが思ったよりも体幹を使うので疲れました(笑)。

――ワイヤーアクションは腰にくるそうですね。

吉田 そうなんです。演じている時は楽しいから何も感じないんですが、撮影が終わって2日後くらいから「あ、腰にきてるかもしれない」と(笑)。一応、小学4年生から6年生ぐらいまで体幹トレーニングを習っていたんですけど、辞めてからずっとやっていなかったからこれを機に体幹を鍛え直します!役者は体幹がないとダメですね。

――体幹トレーニングはどんなことをしていたのですか?

吉田 倒立前転とか、バランスボールの上に5分間立ったりしていました。今は絶対に無理です(笑)。

――超能力で宇宙空間にも行っちゃいました。

吉田 もともとの脚本には宇宙に行く話はなかったんです。ワイヤーアクションの撮影の前に、監督から渡された絵コンテを見たら宇宙に行くシーンがあって。「宇宙に行けるなんて私たち、すごい力を持っているんだね」と愛海ちゃんと二人でビックリしました。