『ニコラ』時代のモデル仲間は学校の同級生みたいな感覚

――来年はNHKの朝ドラ「らんまん」への出演が決まっています。

中村 お芝居に力を入れたいと思ったきっかけが朝ドラだったので念願叶いました!決まった時は人生で一番喜んだ瞬間でした。まだ現実味がなくて、朝ドラの現場にいる自分が想像できません(笑)。

――ご家族の反応はいかがでしたか?

中村 すごかったですね(笑)。配役が発表された後、地元・高知のテレビのニュースで「島崎和歌子さんと広末涼子さんと中村里帆さん、高知県出身の3人が出演します」と放送されていたみたいで、家族はそれを何回も観ただけじゃなく、録画した動画をいろんな人に送っていたみたいです。ドラマについての記事が書かれた新聞も切り取っていて、先日実家に帰ったら、家のいろんなところに貼ってあって、すごく喜んでくれています。

――中村さんが演じる“たま”はどんな役ですか?

中村 主人公・万太郎(神木隆之介)の生家である酒蔵「峰屋」に奉公している女中の役です。土佐の女性なのでちゃきちゃきした働きもの。明るいパワーを注ぐ存在になれたらいいな、という思いで撮影に挑もうと思っています。

――ここからはキャリアについてお伺いします。どういうきっかけで『ニコラ』のモデルオーディションを受けたのでしょうか?

中村 飯豊まりえちゃんが大好きで、まりえちゃんに会いたい一心で応募しました。それで応募資格ギリギリの中学2年生の時に、最後のチャンスに挑もうと思って応募しました。

――最後の年まで応募しなかったのはなぜですか?

中村 まりえちゃんに会うために、イベントなどにも行ってたので、それくらいの距離感で良かったですし、「どうせ自分にはモデルなんて無理でしょ。しかも地方在住で遠いし」と思っていました。でも、お母さんも『ニコラ』が好きだったので、背中を押してくれました。

――ご家族も応援してくれたんですね。もともと人前に出ることは得意でしたか?

中村 苦手でしたし、人前でしゃべるのはあんまり好きではなかったんですけど、自分から立候補して学級委員をやっていて。あれは何だったんだろう……ただの目立ちたがり屋?(笑)。確かに目立ちたい思いもあったんですけど、恥ずかしさも強かったです。

――実際にモデル活動を始めていかがでしたか?

中村 もともと笑顔が苦手で、チアをやっていた時も先生に「笑顔が硬い」と言われていました。『ニコラ』に入るきっかけは、まりえちゃんに会うのがメインだったんですけど、もっとかわいく自然に笑えるようになりたいという思いも密かにあったんです。でも、最初のほうは笑えなくて。笑っている写真を見てもどこか不自然だし、かわいくなかったんです。ただ編集部の人たちがお母さんみたいに優しくて、いろいろ支えてもらって、気づいたらカメラの前で笑うのが楽しくなっていました。プロの方にメイクしてもらっているのもあって、ちょっと自分に自信がついたというか。鏡を見た瞬間に「普段の自分じゃない顔になってる!」と感じて、自信を持ってカメラの前に立てるようになりました。

――『ニコラ』はモデルさん同士、仲が良い印象があります。

中村 良かったです。私からすると、ライバルというよりも、学校の同級生や部活の仲間みたいな感覚。だから当時のモデル仲間が活躍している姿を見ると、刺激にもなるんですけど、懐かしい気分になります。『ニコラ』は本当に温かい場所でしたね。