朝からロケ弁の話をする同級生に衝撃を受けた

――キャリアについてお伺いします。小さな頃から芸能界でお仕事をされていますが、俳優のお仕事を意識した時期はいつ頃ですか?

小柳 自分の芸歴については、ずっと3歳から始めたと思っていたけど、最近になって「0歳の時にオーディションを受けてるよ」と言われて、「ちょっと待てよ、俺の芸歴は何年だ?」と分からなくなっちゃいました(笑)。モデルとしてスタートして、小学1年生の時に、女の子と手をつなぐ撮影があって、僕が恥ずかしくて嫌がったんです。それが仕事をしていると意識した最初の記憶です。今の事務所に移って演技のレッスンを始めたのが、俳優をするようになったきっかけでした。

――レッスンを受けるまでは俳優の仕事に興味はなかったのですか?

小柳 俳優の仕事はすごく難しいと知っていたので、僕にはできないと思っていたし、演技をすること自体が恥ずかしいから、正直乗り気じゃなかったんです。でもレッスンで岡田将生君と窪田正孝君と出会って、彼らを見ていたら面白い世界があるなと感じて、そこから俳優を目指すようになりました。

――同世代とのレッスンで刺激を受けたのですね。

小柳 それは確実にありますね。

――早くから芸能活動をしていてよかったと思うことはありますか?

小柳 子役時代に仕事をした人と再会できた時です。この間もメイクさんに、「子役でミキハウスでモデルをやっていた時、私が担当していたのよ」と言われて、すごくうれしかったですし、この年になっての再会は、この仕事を長く続けてよかったなと思います。「高嶺のハナさん2」の現場の録音部さんも『クリアネス』(07)という映画でご一緒した方でした (笑)。いろんな人とのご縁がつながっているのがこの仕事の面白いところですね。

――高校は堀越高校の芸能コース(トレイトコース)に通っていたそうですね。

小柳 中学時代、進路に悩んだ時に先生に相談して進学を決めたんですが、周りの子たちが「朝は、どのロケ弁がいいか」と話しているのを聞いて、「芸能人ってそういうものなんだ」とビックリしました。「登校中に気づかれることがあるから、サングラスして登校したほうがいい」と言ってる男性アイドルの子がいたりして。でも制服にサングラスをかけたら、めちゃくちゃ目立つんですよ(笑)。そんなことが普通に会話として成立する世界に入ってから芸能人なんだなと意識しました。