短い撮影期間で仲良しに「撮影が終わる度に毎回拍手が」
――撮影を終えられたばかりということですが、仲は深まりましたか?
3時のヒロイン かなで(以下、かなで) 撮影は12日間だったんですけど、そうとは思えないくらいの距離の詰まり方です。
草川拓弥(以下、草川) かなでさんとは以前、超特急のコントで一回ご一緒していますが、その時は本当に一瞬だったので、ちゃんとお話しできなかったんです。
かなで 挨拶ぐらいでしたもんね。(超特急の)他のメンバーの方とはちょっとだけ喋ったけど、草川さんとは「お願いします」くらいな感じだったんです。
草川 改めて共演できてすごくうれしいです。
――改めてドラマの主演になられてのお気持ちを教えてください。
かなで いや、本当にうれしい限りです。お芝居するのはすごく好きなので、ドラマの主演というのはもう夢みたいでした。
――かなでさんは元々漫画をご存じだったんですよね?
かなで 主人公の夢子に「顔が似ている」と思って読んでいたので、お話をいただいた時は驚きましたし、本当にうれしかったです。運命的だなって。
――草川さんはいかがですか?
草川 僕もすごくうれしかったですし、かなでさんとまたこうして違った形で一緒に作品を作れるのはすごくワクワクしました。実際やってみたらすごく楽しかったですし、素敵な経験が出来ました。
――漫画はドラマ出演をきっかけに読まれたのですか?
草川 ドラマのお話をいただいてから読ませてもらいました。すごく面白くて、まだ完結していないので、続きがすごく気になってます。ドラマはドラマのオリジナルという良さがあるんですけど、原作はコメディパートもあって感動もあって、ミステリー要素もあってというような感じがすごく面白いなと思いました。
――かなでさんは漫画のどんな部分に惹かれましたか?
かなで 夢子と顔は似ているんですけど、ポジティブなところはあんまり似ていると思わなくて。どっちかっていうとネガティブな時の自分と、「ネガティブ夢子の顔」が似ていると思います。だからポジティブすぎる夢子が面白くて。めっちゃ元気をもらいました。
――撮影中に何か印象に残っていることはありますか?
かなで 全て印象に残っているんですが、自分が言ったことにみんなが笑ってくれることですかね。みんなが笑ってくれすぎるので、芸人としては成長できなかったと思うんですけど(笑)。監督の笑い声が印象に残ってます。
草川 監督が現場で一番笑っていましたから。
かなで すごく優しい監督でした。演技で「こういう感じで」という風に言ってくださる時もあるんですけど、基本的に笑いの部分は「自由にやってください」という形だったんです。しかもやったらやったで笑ってくれるし、最高ですね。これでちょっと調子に乗らないようにしないと。撮影の合間にバラエティのロケがあったんですけど、ものすごく“鈍って”いました。
草川 かなでさんがいらっしゃるから、現場の雰囲気がすごく明るくて。撮影スケジュール的にはすごくタイトな中での撮影だったと思うんですけれども、毎週毎週、撮り終わるごとにクランクアップのような拍手が起きていて、その風習がすごく好きでした。なかなか他の現場では見たことないので。
かなで 短い期間ですごく仲良くなれたんです。全員と恋バナもしましたし。
草川 (かなでさんは)恋バナ大好きなんですよ。
かなで 恋愛大好きなので。後は、高橋健介さんが、私のことをめっちゃ好いてくれてますね。
草川 めちゃめちゃ仲いいですよ。僕だけ副社長役なので企画部じゃないんですよ。撮影してない時は一緒じゃないことが多かったので、久々にみんなで集合した時に「超喋ってるじゃん!」と思って。「かなでさんの実家でバーベキューやろう」とか。
かなで 私もそんなに実家にそんなに帰っていないのに、企画話が出ていましたね。
草川 どんな距離感と思いました(笑)。