結局コツコツやることが身になっていく
――高校生の時はどんな学生でしたか?
MIOCHIN ダンス部の練習に没頭していました。熱心なメンバーが揃っていて、朝練、昼連、夜連、深夜練みたいな感じで詰め詰め。EXILEさんのバックダンサーをしていた小学生の頃から多分、表舞台に立ちたい気持ちがあったんですね。ダンスはずっと好きです。
――お勉強もしながら、部活もぎっちり頑張って。
MIOCHIN 「文武両道で頑張る!」という感じの高校生でした。カラフルに目覚める前までは無駄に真面目だったんですよ。マイナスコメントも拾っちゃうし、ナイーブ系だったんですが、何かいい意味で爆発しました。(笑)。
――カラフルに出会ったきっかけは?
MIOCHIN 受験期にノイローゼ気味になっちゃったことがあって、テンションを上げたくて、明るいものを身につけるようにしたのがきっかけです。そしたら、こうなっていました(笑)。たまに黒い髪にもしてみたくなりますが、自分じゃないなってしっくりこない。カラフルが自分だなって。
――高校の時は、大学に行くという進路は決めていたのですか?
MIOCHIN 大学に行くことは決めていたんですが、結局は芸能活動がしたかったんです。その頃には「ファッション団体monaca」を作っていて、所属事務所とも仲良くさせていただいていたので、大学は行くけど活動はやめたくなかったんです。
――勉強と活動の両立はどうでしたか?
MIOCHIN 大変でした。大学で色々な将来を描いている人の話を聞けば聞くほど、自分が本当にやりたいことへの気持ちの方が強くなっていたんです。「やっぱり、芸能活動をやりたいな」と。大学には俳優を目指している人もいれば、「教師になりたい」「海外で活躍したい」とか、いろんな方がいて面白かったです。そのタイミングで動画がバズり始めました。
――MIOCHINさんのフォロワーにはティーンも多いと思いますが、勉強とやりたいことの両立は、多くの方にとって身近なテーマだと思います。
MIOCHIN めっちゃコメントもらいます。よく質問されるのが、「勉強と趣味どっちを取ったらいいですか?」。そんな時には、「勉強をしっかりやっておいたほうがいいよ」と絶対伝えるようにしています。勉強も趣味も、結局コツコツやることで身になっていくと思います。運よく夢が叶った人達も裏で何かしら努力しているだろうから。元ガリ勉の私だからこそ思います。
――そんなMIOCHINさんがティーンの時に影響を受けた本や、映画、音楽はありますか?
MIOCHIN ディズニー作品、ピクサー作品。特に『リメンバー・ミー』と『インサイド・ヘッド』!『リメンバー・ミー』はストーリーはもちろん、カラフルな世界観が大好きです。東京ディズニーランドの「ミッキーのフィルハーマジック」のシーンにも加わったので早く行きたいです!『インサイド・ヘッド』は、「頭の中って本当はこうなっているのかも」という想像力が面白いです。
――最近ハマっている作品はありますか?
MIOCHIN 最近、自分的に少女漫画がアツいです。TikTokでバズったことで知った「スタジオカバナ」という作品が毎週楽しみで。「光が死んだ夏」もTikTok経由で知りました。「週刊少年ジャンプ」は電子書籍で読んでいますが、いいなと思ったシーンがあったら本誌を買っています。昔は、自分がイラストを描くから、あまり他の人のイラストを見たくなかったんですが、「勉強のためにもちょっと見てみたら?」って言われて見始めたのが「ハイキュー!!」。角度や勢いの表現が凄い!そこからどんどん漫画にハマっています。
――次々と新しいことにチャレンジしているMIOCHINさんですが、今後やってみたいことを教えてください。
MIOCHIN やりたいことの第1段階は叶えたかなと思っていますが、他にもまだまだたくさんあります!イラストを全部自分が担当して何かを作り上げたいんです。ミュージアムやショーとか、流れている曲も飾られている作品も全部自分で作って「ミオノセカイ」を表現出来たらと思っています。
――最後にファンの方にメッセージをお願いします。
MIOCHIN 自信が無いと、何をするのにもマイナス思考になっちゃうと思います。なので、まずは「好きな自分になってみる」のが一番いいんじゃないかな。私は親が厳しくて勉強をたくさんしなければって思い込んでいた部分がありますが、当時は自分も窮屈でした。本当は違うことがしたいのに、しなきゃいけないことに追われるのが嫌だったのに、、好きな自分になってからは自然と自信がついてきました。そうしたら「あ、これが自分なんだ」と再確認できたので、自信を持つために自分を好きになって欲しいです。自分らしさって、自分にしか分かんないだろうから。夢を見つけたら、悩まずに前に進んでみてください。応援しています。
