宝塚で身につけた「学び続ける姿勢」が原点

――子どもの頃の旅のエピソードを教えてください。

明日海 母が海に潜ることが好きだったので、父と私がそれについていくという旅が多かったです。移動のバスを降りたらすぐにシュノーケルをつけて、水中で近づいてきた魚にホテルの朝食で出たパンをあげた思い出があります。

――大人になってからの旅はどうですか?

明日海 大人になってからは、休みをまとめて取れる機会が少ないので、「そこに2泊3日で行くの?」みたいな弾丸旅行が多いですね。基本的には一人旅が多いですが、仲間同士で行く時は旅のしおりを作ったこともあります。

――明日海さんもしおりを作ったんですか?

明日海 一度作りましたけど、向いていないみたいで諦めました(笑)。

――弾丸旅行で一番ハードだったスケジュールを教えてください。

明日海 ギリシャで撮影をした後に、オフをとってイタリアに行った時ですね。ドイツのミュンヘンで日本から来た友達と待ち合わせて、真夜中にベネチアに到着しました。翌日、丸一日イタリアを観光して帰国しました。ハワイに2泊4日というのもありました。

――明日海さんが宝塚を目指したきっかけを教えてください。

明日海 中学3年生の時に、バレエ教室の友達から借りた宝塚のビデオを観たことがきっかけです。きらびやかな衣装と舞台装置、ダンサブルなショー、華麗な歌に一瞬でとりこになってしまいました。女性が演じる“男役”の存在にも魅力を感じて「絶対、この世界に入りたい!」と宝塚音楽学校の受験を決意しました。

――宝塚での経験が活きていると思うことはありますか?

明日海 宝塚では「演者」のことを「生徒」と呼び、演出家や振り付けの先生など、導いてくださる方達のことを「先生」と呼びます。どんなに在籍期間が長くても「生徒」として括られるんです。教えてくださる方への敬意と、学ぶ姿勢を込めているのだと思いますが、その姿勢は今も役立っていると思います。

――俳優としてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

明日海 宝塚では主に舞台で男性を演じていたので、可能性が一気に広がりました。女性を演じることもそうですが、映像や声のお仕事は舞台とは表現の仕方がまるで違うんです。また1年生に戻った気分です。新しい事にチャレンジして、何かを学ぶたびに、この仕事のやりがいを感じています。

――学び続けたい姿勢が原点になっているのですね。

明日海 学びを積み上げて行くと、より自分らしいパフォーマンスができるようになるし、新しい道も開けてくる。もっとステップアップしたい、次につなげていきたいという姿勢を大事にしています。

――ティーン世代にも参考にもなりそうです。

明日海 ティーン世代は学びも遊びも大事ですよ(笑)。

Information

番組:「明日海りおのアトリエ」Season2
公開日:2022年11月24日(木)からHuluで独占配信スタート(全8回)
キャスト:明日海りお
制作協力:クリーク・アンド・リバー社
製作著作:HJホールディングス

公式サイト

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明日海りお

俳優

1985年6月26日生まれ、静岡県出身。2003年、宝塚歌劇団に入団。月組公演「花の宝塚風土記(ふどき)-春の踊り-/シニョール ドン・ファン」で初舞台を踏む。「ME AND MY GIRL」「エリザベート」「THE SCARET PIMPERNEL」などで男役スターとして人気を博す。2014年5月に花組トップスターに就任。2019年の退団後、2020年映画『ムーラン』でヒロインの日本版声優を担当。連続テレビ小説「おちょやん」(20/NHK)、ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」(21)に出演。

Editor:Keita Shibuya,Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Syuhei Kaneko, Stylist:KOZUE ONUMA, Hair&Make:Keiko Yamashita
衣装協力
アクセサリー全て/ファンエンパイヤ(03-6418-7933)
ワンピース、パンプス※スタイリスト私物