羽住英一郎監督は素で出る仲の良さを大事にしてくれた

――クラスメイトを演じた5人の印象を教えてください。

眞栄田 環奈さんとは一度共演経験があったんですが、当時は僕が仕事を始めて1年目でした。それから、いろんな経験を積んで、改めて環奈さんとご一緒したら、現場での居方や、役への切り替えのすごさを感じました。スタッフさんを含めて、男女関係なく誰とでもフランクに話されているのですが、それは主演として大事なことなんですよね。あと現場の空き時間や、カメラが回る1秒前までは橋本環奈なのに、本番が始まった瞬間から、もう明日香。明日香という役は、環奈さんと真逆と言っていいくらい違うので、切り替えの早さに僕らがついていけない、みたいな。さすがだなって感心してしまいました。(山本)舞香さんは一見すると、一匹狼風みたいな雰囲気があるけど、実は一番周りを見ていて、優しい気遣いのある方です。横田(真悠)さんはめっちゃ天然。すごくいい人で、「白い」って印象です(笑)。女性3人は本当に仲が良くて、いつも一緒にいて、誰かがイジられている様子を見るのが面白かったです。

――男性キャストはいかがでしたか?

眞栄田 (神尾)楓珠くんはめっちゃクールに見えますけど、意外と抜けてて、ちょっと変で面白いです。親しみやすくて良いギャップですね。(醍醐)虎汰朗は風呂やサウナに入ったり、ジムに行ったりと、ずっと一緒にいるぐらい意気投合しました。楓珠くんが別の撮影と行ったり来たりで、いない時が多かったので、二人でいることが多かったんです。

――いいチームだったんですね。

眞栄田 コロナ禍というのもあって、撮影後にどこか行くとかはできなかったんですけど、休み時間や昼ご飯はみんなでワイワイしていて、なぞなぞや謎解きが流行りました。

――主に誰が出題するんですか?

眞栄田 楓珠くんが結構出していたかな。意外とムードメーカーなんです。

――羽住監督と実際にお仕事をされてみて、印象はいかがでしたか?

眞栄田 こだわりが強い方なんですけど、事前に決めたことを撮るというよりは、僕らから出るものや、生っぽいもの大事にしてくださる監督という印象でした。6人が仲良くなって、素で出る仲の良さを大事にしてくれたのですが、北九州で撮影したのは、そういう意図があったのかなと。もちろん、こだわるところは、すごくこだわる。羽住監督がOKと言ったら、「間違いなくOKだろう」という安心感もありました。相談もしやすかったですし、細かい部分も見てくれて、すごくやりやすい現場でした。

――改めて映画の注目ポイントを教えてください。

眞栄田 アメリカンホラーっぽいテイストで、気軽にアトラクション感覚で観られる作品です。ホラー描写ばかりだと疲れてしまいますけど、ちょうどいいバランスで青春感のあるシーンへと移り変わっていって。前半で一人ひとりの細かい描写があって、それが6人の関係に変化をもたらしていくところも見どころです。すごくテンポが良くて、僕自身、完成した作品を観て、「面白かった。あっという間だった」と感じました。自分が出ている作品だからというのは関係なく、冒頭から惹き込まれましたし、子どもの頃、映画館に行ってワクワクする感覚を久々に味わいました。観終わった後はホラーというよりも人間ドラマの印象が強くて、しばらく余韻に浸りました。

――またホラー映画に挑戦してみたいですか?

眞栄田 『カラダ探し』の続編をやりたいですね。また6人で集まりたいです。