カードゲームで子どもに笑ってもらえたことが僕らのお笑いの原点

――学生時代はどんなことに打ち込んでいましたか?

くらっさん 僕は「遊戯王」(※遊戯王オフィシャルカードゲーム)のカードゲームです。日本一を決める「日本選手権」で、県大会で3位になるくらい打ち込んでいました。

いけちゃん 中学、高校時代は部活で野球部に入ったり、ボクシングのチームに入ったりして、スポーツに打ち込みながら、仲間と楽しく過ごしていました。

――なぜお笑い芸人を目指したのでしょうか?

くらっさん 中学、高校時代はクラスのみんなをいつも笑わせていた人気者だったので、何となくお笑い芸人になることを考えていましたが、強く意識したのは「遊戯王」のゲームがきっかけです。小学生に遊び方を教えた時に、面白いことを言うとゲラゲラ笑ってもらえるのがうれしくて「お笑い芸人になろう」と決意しました。今、2人のトイボックスは子どもたちに向けたネタをメインに活動していますが、その時の経験が原点になっているんです。

いけちゃん 僕は、高校を卒業してから、社会とうまく馴染めなくなって、精神的にまいってしまったんです。バイトをしても続かないし、何かアクションを起こさないと、このままでは自分がダメになると思い悩みました。「本当に自分がしたいことは何だろう」と思い返してみたら「笑い」という文字が浮かんで、自分を取り戻そうと藁にもすがる思いから、NSCに入ることにしました。

――どんなアルバイトを経験されたのですか?

いけちゃん 居酒屋の接客業、清掃業、新聞配達、コンビニ……など、いろんな仕事をしましたが、当時は精神的に不安定だったので、何をやっても長続きしませんでした。お笑い芸人になってからのアルバイトは続けています。

――くらっさんも高校卒業後にNSCに入ったのですか?

くらっさん 高校卒業後は調理師の専門学校に進学しましたが、その間もお笑いがやりたいと思う気持ちは変わりませんでした。同級生コンビに憧れていたけれど、一緒にコンビ組んでくれる同級生がずっと見つからず、そのまま社会人になってしまいました。社会人の時に、あらためて中学の友達に「芸人にならない?」と聞いたら「いいよ」と言ってくれたので、返事をもらった次の年にNSCに入りました。

――調理師になる道もあったのに、スパッと諦めたのですね。

くらっさん はい。お笑い芸人になれるという自信しかなかったので、楽しみしかなかったです。