たくさんの方にサポートしていただいて感激した

――「わーすた」メンバーの初のソロ写真集4ヶ月連続企画として9月22日に第1弾の廣川奈々聖さんの『なちゅらる』が、10月22日に第2弾の松田美里さんの『となりがいい』が発売されました。最初にお話を聞いた時の感想をお聞かせください。

廣川奈々聖(以下、廣川) 個別で連絡を受けたので、心の中で喜びを嚙み締めました。すぐに「他のメンバーはどんな反応をしてるかな」と気になりました。今年はわーすたが新体制になっていろんな変化がある中で、こういうお知らせができることがうれしかったです。

松田美里(以下、松田) 私は舞い上がりすぎて、男子高生みたいに「マジ⁉うわ、やった!」みたいなテンションになっちゃいました(笑)。ずっと「写真集が出したい!」と言っていたし、メンバー全員のソロ写真集も見てみたかったので夢が叶いました。

――メンバーそれぞれ写真集のコンセプトが違いますね。

廣川 私は「私が好きな私を見せたい」という想いから『なちゅらる』というタイトルにしました。普段からアイドルの写真集を見て研究していて、「ファースト写真集は、飾らない自然なテイストがいいな」と思っていたんです。接写で撮った顔のドアップもあったりして、“素の私”の表情が詰まった写真集になっています。写真集は、私がリュックを背負ってフェリーに乗るカットから始まるので、私と沖縄を一緒に旅しているような気分になってもらえたらうれしいです。

――松田さんの写真集のコンセプトは「同棲感」とのことですが……。

松田 それは撮影後、打ち合わせをしている時に、コンビニの袋を持って歩く写真を見て「これ、同棲感がありますね」とスタッフの方に言ったら、いつの間にか私の写真集全体のテーマみたいになっていたので、当初のコンセプトとは違うんです (笑)。奄美大島、下田、東京と3ヶ所で撮影したので、表情や髪色、ネイルも含めていろんな私が見てもらえる内容になっています。不意な表情や、私と目を合わせているようなカットもあるので、隣にいるような感覚で見てもらえるとうれしいです。

――だから、『となりがいい』というタイトルなんですね。

松田 はい。タイトルは後づけで決めたんですが(笑)。

――撮影で印象に残っていることは?

廣川 撮影したのが梅雨の時期だったので、美ら海水族館の屋外でイルカと撮影するタイミングは前日の天気予報では雨だったんです。でも、奇跡的にその時間だけ晴れて、しっかりイルカと触れ合えました。撮影が終わった直後に降り始めたんですよ。すごくラッキーでした。

松田 今年の夏はプールか海に入ることを目標にしていたので、この撮影で実現できてよかったです。コロナ禍で、水着で水の中に入ったのは中学生以来でした。初日から、プールや花火をするシーンの撮影だったので、奄美大島に遊びに来た気分で楽しめました。

――撮影に向けて準備したことはありますか?

廣川 撮影1ヶ月前くらいから、白いご飯を食べないようにして、自主的に筋トレをしたりしていました。ちょうどライブツアーを控えている時だったので体が鍛えられて一石二鳥でした。

松田 私の場合、食事制限をすると上半身がガリガリになったり、脚が細くなりすぎちゃったりすることが多いので「ちゃんと絞ろう」というマインドを持って食事をして、筋トレをしました。あとは禁酒ですね。大好きなお酒を控えました。

――いつもとは違う、ソロでの撮影はいかがでしたか?

廣川 撮影チームの方々は、普段から一緒にお仕事されているらしくて、私だけ「お邪魔します」という感じだったので、最初は緊張しました。撮影初日に集合した時は「私のためにこんなに大勢のスタッフさんがいるなんて、すごいことをさせてもらっているんだ」と身が引き締まりましたし、用意されたロケバスにも興奮しました!

松田 今までの撮影はいつもわーすたのメンバーと一緒だったから、両脇に誰もいなくて寂しい気持ちになりました。でも、私のためにメイク道具や衣装を用意していただいているスタッフさんの様子を見て「うわ~、本当に私でいいのかな」と少し浮かれた気分にもなりました(笑)。