ステージの場数が自分たちを成長させてくれた。

──7月にメジャーデビューを果たしたばかりのOCHA NORMAですが、早くも11月30日には2ndシングル『運命 CHACHACHACHA~N/ウチらの地元は地球じゃん!』がリリースされます。

広本瑠璃(以下、広本) ダブルA面シングルなんです。まず「運命 CHACHACHACHA~N」は今までのOCHA NORMAにはない面が出ている曲。途中でラップやセリフのパートが出てくるし、クラップを一緒に煽ったりもするし、歌も男の子パートと女の子パートに分かれているんですよ。

北原もも(以下、北原) 私も含め、メンバーの半分はMVでメンズライクな服装をしています(笑)。女の子チームはおもいっきりガーリーなワンピース・スタイルになっていて、その対比もモーニング娘。さんの「Mr.Moonlight ~愛のビックバンド~」みたいで面白いんじゃないかと。

広本 デビューシングルでは「恋のクラウチングスタート」が新人アイドルらしい“フレッシュ感”を、「お祭りデビューだぜ!」がワチャワチャした“パーティ感”を打ち出したんです。そういう意味では今回の「運命 CHACHACHACHA~N」は観ている方を楽しませようという“エンタメ感”がポイントになっているはずです。窪田七海ちゃんの「きゅるるんビーム」という、私たちOCHA NORMAにとっての必殺技も飛び出しますし。

──窪田さんの「きゅるるんビーム」というのは、「恋のダンスサイト」における矢口真里さんの「セクシービーム」みたいなものですか?

北原 まさに同じ系統の技! 窪田七海ちゃんは「ザ・王道アイドル」という感じのキャラなんですよ。いつも「きゅるるん」って可愛く言っているものだから、ついには言葉だけじゃなくビームまで出せるようになったんです。

広本 もう一方の「ウチらの地元は地球じゃん!」は、タイトル通り壮大なスケールの曲。OCHA NORMAはメンバー10人の出身地が見事なくらいバラバラなんですけど、そのことはメッセージとしてベースにあります。歌詞の中でも上京したメンバーの不安な気持ちが描かれていますし。

北原 本当に世界観が大きいんですよね。「私たちは出身地もバラバラ。だから上京してきた不安もそれぞれ抱えている。だけど結局は同じ宇宙船地球丸の一員じゃん」ということを歌っているんです。

広本 作詞・作曲は星部ショウさんなんですけど、私たちは最初、歌詞だけ渡されたんです。それを読んで、おそらくこれはじっくり聴かせる系のバラードじゃないかと思ったんですね。だけど曲が上がってきたら攻めるようなビートだったので、意外性を感じました。レコーディングではカッコいい歌い方を意識しましたし、ダンスも“感動的”とか“コミカル”というよりは“クール”というイメージに近いかと思います。

北原 振付的には最後に10人で大きな地球というか“〇”の形を作るんですよ。そこがバシッと決まるところをぜひ見ていただきたいです。

──他に見てほしいところ、聴いてほしいところはありますか?

北原 「運命 CHACHACHACHA~N」のラップかな。「1度きりのマイライフ 間違えたって知らんフリして雨のち晴れ 君とオンザステージ」というフレーズ。私、本当にその通りだと思うんですよ。一回きりの人生だから、間違えたり失敗したりすることもあるけど、それでも自分を信じて突き進みたいなと普段から考えていて。いろんな立場の方に共感していただけると思います。

──メジャーデビューから間もないグループとはいえ、助走期間は長かったです。自分たちでは何が変わったと感じますか?

北原 今回のレコーディングで「私、変われたのかも」って気づいたことがあったんです。「ウチらの地元は地球じゃん!」のサビ後半で「仲間と手を組めば」というパートがあるんですけど、そこの音程が高くて今までの私だったら絶対に出なかったはずなんですね。それがレコーディングで普通に出せたことが本当にうれしくて……。7月のメジャーデビュー以降、シングルのリリースイベントとかアイドルイベントとか本当にいろんな経験をさせてもらったから、その経験が自分の身になっているなと強く感じました。やっぱりステージの場数が成長させてくれるんだなって改めて思いましたし。

広本 あぁ、すごくわかるな。私も個人的に裏声が超苦手で、半ば諦めていたくらいなんです。だけど「ウチらの地元は地球じゃん!」の「今も乗り換えにテンテコ舞い My mind」部分でそれが出せたから、もう心の中でガッツポーズしました(笑)。

──ハロプロのレコーディングって基本的に全員が最初から最後まで歌いますよね。そのうえで曲に合ったメンバーの声が採用されるやり方で。

北原 そうなんですよ。だから私もそこのパートは歌いました。

広本 裏声のパートで自分が選ばれたのはめっちゃうれしかったけど、ライブで失敗したら元も子もないから、若干プレッシャーも感じていますね。