ツッコミの師匠はシソンヌの長谷川さん
――本作ではツッコミとボケにも挑戦されました。
小関 蓮見君が相手の時はボケで、園田君との掛け合いはツッコミと、1つの役のなかでツッコミとボケが混在していました。僕自身、コメディの経験がほぼないので、ダウ90000の皆さんに「ダメ出ししてください」って言いながら演じていました。コメディだからと気を利かせて、リハーサルでアドリブを入れたら却下されました(笑)。台本通りだからこそ面白いみたいです。
――普段の小関さんは、ボケとツッコミのどちらですか?
小関 ボケですね。ツッコミは修行中です。僕が一方的に師匠と思っている人が何人かいて勝手に学ばせてもらっています。
――師匠はどなたですか?
小関 シソンヌの長谷川(忍)さん。あとナオト・インティライミさん、ジャニーズWESTの重岡大毅くんからも影響を受けています。
――バラエティ豊かなメンバーですね(笑)。今回のドラマでツッコミの腕を上げましたか?
小関 最近2年ぶりにお会いした方から「小関さんってツッコむ人でしたっけ?」と言ってもらえたので、うれしかったです。成果が出たと思います。
――お笑いは普段からご覧になられるんですか?
小関 それが、あんまり観ないんですよ。共演させてもらった方のライブを観に行ったり、テレビで「M-1」を観たりする程度です。この作品を通じて、もっとお笑いを観たいと思うようになりました。今回ダウ90000さんの舞台を観に行った時に、客席にしずるの村上純さんが出ている作品のチラシが置いてあって、さっそく気になりました。
――シソンヌの長谷川さんの名前が出たので、コアなお笑いファンなのかなと思いました。
小関 長谷川さんとは以前、舞台で共演したことがあるんです。それから仲良くさせていただいています。
――最後に、今回のドラマの見どころを教えてください。
小関 日常生活の中で「あるある」と思わされるようなリアルなところに突っ込んでいく、小さなお笑いがぎっしり詰まっている作品です。テンポのよい会話劇も見どころのひとつですし、ドイツ村への愛のあるツッコミが散りばめられているので、観終わった後はドイツ村に行きたくなるはずです。1話5分という短い時間なので、ぜひ観ていただけたらと思います。

小関裕太
俳優
1995年6月8日生まれ。東京都出身。2006~2008年、「天才てれびくんMAX」(NHK)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。主な出演作品に、舞台「FROGS」(13)、ミュージカル「テニスの王子様」11~12)。ドラマ「半分、青い。」(18/NHK)、「ブラック/クロウズ ~roppongi underground~」(21/フジテレビ系)、映画『覆面系ノイズ』(17)、『ライアー×ライアー』(21)など。
Editor:Keita Shibuya,Photographer:Takuto Miyasato,Interviewer:Takahiro Iguchi