長風呂派の飯島、温泉派の田中、サウナ派の松村
――連載企画のテーマに沿って、飯島さんが今ハマっていることをお聞きできればと思います。
飯島 長風呂が好きでハマってます。スマホを防水カバーに入れて風呂場に持ち込んで、浴槽に浸かりながら動画を観たり、好きな映画を観たり、好きなものを観ながらボーっとできる時間が一日の中で一番好きな時間。リラックスタイムです。ネガティブなことがあっても、お風呂の時だけは何も考えずにいられます。
――お風呂にはどれくらい入るのですか?
飯島 半身浴を含めて1時間は余裕ですね。
――入浴剤にこだわりはありますか?
飯島 入浴剤は……、家族が選んだものを、僕はただ感じているだけです(笑)。
――寝る前に入られるんですか?
飯島 はい。家族に「待ってられないから、一番最後に入って!」って言われているので最後にゆっくり入ります。気づいたら夜中の12時を越えることもあります。

――田中さんは長風呂派ですか?
田中 僕も2時間以上入ります(笑)。同じく、動画を見たりして、リラックスしています。
――松村さんは?
松村 僕は家のお風呂に入らないんです。
――シャワーだけ?
松村 サウナ好きで一人で週3日は行きます。急にサウナ仲間に誘われたりすることもあるので、自分の家のお風呂には週に2回ぐらいですね。
飯島 マジか⁉それすごいね。
田中 相当な回数だよ。
――サウナは何セットくらいされますか?
松村 一人でいる時は3セット、人といる時は2セットとか。1セットは10分から12分くらいですね。
――行ってみたいサウナってありますか?
松村 北海道の札幌市にある「ニコーリフレ」です。「1、2、サウナー!」というかけ声とともに熱波を送り続ける、熱波師のエレガント渡会さんがいるんですよ。あそこは、めっちゃ行ってみたい。
――飯島さんはサウナに行かれますか?
飯島 誘われたら行くけど、自分から探してまでは……。生活のペースがゆっくりしているので、長風呂になるのもそれが理由なんですが、遠征先のお風呂に入った時も、みんなは先に上がって一人貸し切りみたいな状態になりました。最後にマネージャーが入ってきて二人きりになるみたいな(笑)。サウナに入った時も結構長くなります。
――田中さんもサウナに行かれますか?
田中 僕はサウナより温泉派です。スーパー銭湯に行って休憩スペースで休憩して、また入って、みたいなことを繰り返してます。
――メンバーと一緒に行くことはありますか?
田中 (池田)彪馬は温泉好きなので、よく行きますね。
――松村さんの趣味は読書ですが、最近ハマっている本や作家さんはいますか?
松村 辻村深月さんです。それまで、あんまり読んだことがなかったんですけど『傲慢と善良』を読んだら、人間の奥底にあるずるい部分が、そこまで書いちゃうんだって思うくらい生々しく描かれていて、そこから好きになりました。もともとは純文学寄りで、村上春樹さんが好きだったんですけど、最近は大衆文学も読むようになりました。

――小説はいつ頃から読むようになりましたか?
松村 中学2年生の頃ですね。遠藤周作さんの『海と毒薬』を読みました。
――かなり重いテーマの小説から入りましたね。
松村 純文学って言葉の質感が違うじゃないですか。当時から「歌詞を書きたい」と思っていたので、日本語の機微や表現が身につくかなと思って読み始めたんです。
――お二人は、ハマっている本や漫画ありますか?
飯島 漫画よりは小説のほうが多いかな。最近じゃないですけど、中学の頃は山田悠介さんが大好きでした。グロいのは苦手だったんですが、映画化もされた『リアル鬼ごっこ』とかは読み始めたら「この展開どうなるんだろう」と気になって、どんどん読み進めちゃいます。
――映像とはまた違う面白さがありますよね。田中さんはどうですか?
田中 僕は、映像が好きなので本はほとんど読まない。落ち着いて文字を読み続けることができないんです。でも、去年は漫画ですが、『呪術廻戦』と『チェンソーマン』を少しかじりました。『チェンソーマン』は和哉が勧めてくれたんです。アニメ化もされていますし、すごく面白かったです。