“わたしたちで気づかないと掴めないよ”という歌詞にグッと来た
――新曲「Priority」、「MELT」のコンセプトを教えてください。
ヤママチミキ(以下、ミキ) 「Priority」は松隈(ケンタ)さんと渡辺(淳之介・WACKの代表。JxSxKとして担当)さんが作詞をしてくださった曲で、歌詞にGANG PARADE(以下、ギャンパレ)の歴史がぎゅっと詰め込まれています。特に最後のサビの“掴みたい今度こそ”という歌詞はギャンパレの歴史を知っている人が聴いたらグッと来るはず。

アイナスター その前の“今しかない今は、今しかない今で”という歌詞は、新メンバーの私とカ能セイの担当パートで、二人とも加入してまだ半年しか経っていないけれど、歌う度に「13人体制のGANG PARADEのメンバーとして、新しい道を切り拓いていきたい!」という気持ちになります。

キャ・ノン(以下、ノン) 渡辺さんが作詞してくださる曲は、メッセージがたくさん込められているなと改めて感じました。「Priority」は、落ちサビに“わたしたちで気づかないと掴めないよ”という歌詞があって、これは普段から「自分たちで気づかないとダメなんじゃない」と渡辺さんにかけてもらっている言葉だし、GANG PARADEになって最初作っていただいた曲「PARADE GOES ON」も、「ただいま」「おかえり」とか、再始動をイメージする言葉が使われていて、遊び人(ファンの愛称)への愛を感じます。

――ヤママチミキさんもメッセージを感じましたか?
ミキ “聞こえないふりした”という歌詞は、その通りだと思いました。さすが、渡辺さんは全てを見抜いてますね(笑)。
――印象的なフレーズはありますか?
ノン “振り向かないことがこんな難しい”っていうフレーズは、本当にそうだなと思いました。振り向かないようにしようと思っても振り向いてしまうのが過去だし、振り向くこと自体は悪いことじゃない。そこからどう前に進むかが大事なんだと気づかされました。
――いい言葉ですね。
ミキ 私はさっきノンが言っていた“わたしたちで気づかないと掴めないよ”というフレーズです。まさに今の私達が考えなくちゃいけないことだし「真理だな~」と思いました。
アイナスター “恥ずかしいことだけど向き合うことに震えてたんだ”っていう歌詞にも核心をつかれました。ついつい「これは言わないほうがいいかな」と躊躇しがちだけど、本気でぶつかって向き合うことは恥ずかしいことじゃないし、メンバーはもちろん、お客さんに対しても恥ずかしいぐらい向き合ってくべきだなと思いました。
――メロディーも素敵ですね。
ミキ 松隈(ケンタ)さんらしい曲です!