リリース楽曲をノンストップにメドレーで披露

2階席から客席を見渡すと早くから客席は埋め尽くされ、ファンもそわそわとその時が来るのを待っているのがわかる。ステージのセットも天井にはUFOがあしらわれたミラーボールを、中央には頂上付近に一つ目の目玉が目をひくライティングも鮮やかな巨大ピラミッドなど、きゃりーぱみゅぱみゅ(以下きゃりー)のセンスが光る独特のセット。これから始まるライブへの気分を高めてくれる。

OPで流れた映像では、“UMA 105”というライブのキーワードについて、これまでリリースしてきた全105曲を意味することを解説。そして、ステージ上の幕が落ちると、全身ピンクのドレスに身を包み、マスクを被ったきゃりーが登場。人気のポップチューン「インベーダーインベーダー」でライブがスタート。なお、この日のライブは楽曲によってスマートフォンでの撮影がOKとなっており、モニターに「撮影OK」の文字が表示されると、スマホを片手に掲げながら盛り上がるファンの姿が数多く見られた。

そのままデビューミニアルバム『もしもし原宿』のリード曲である「PONPONPON」と間髪入れずに畳みかける。

きゃりーの「今日はメドレー形式でたくさん歌を歌っていきたいと思います!」の言葉に続いて、「きゃりーのマーチ」、「チェリーボンボン」、「ピンポンがなんない」、「ちょうどいいの」、「でもでもまだまだ」、「きゃりーANAN」、「パーフェクトおねいさん」とテンポよく歌い上げていく。ファンも楽曲に合わせてペンライトの色をカラフルに切り替えて、会場全体できゃりーの生み出すエンターテインメントへの没入感を高めていた。

最初のMCでは、UMA 105というタイトルに触れ、「105という数字は私が今までリリ-スした楽曲になります。今日はほとんどの曲を披露したいと思いますけど、いいですか?」と呼び掛けると、観客も大きな拍手で応える。また、このライブは仮装がOKということで、アニメのほか、ハロウィーンをモチーフにしたもの、そしてきゃりーの歴代コスプレ衣装を着飾ったファンも数多く見られ、会場全体が華やかな雰囲気を作りあげていた。