「漫才至上主義」でのライブ経験がネタに磨きをかけた

――お二人に加えて、「漫才至上主義」でユニットを組まれている他のコンビ(シシガシラ、ダイヤモンド、黒帯)も、すべて「M-1グランプリ」で3回戦突破という素晴らしい結果を残しました。皆さん普段はどんな雰囲気なんですか?

宗安 和気あいあいって感じですよ。僕らはユニットの中では一番後輩なんです。一番近い先輩でもNSCでいうと4期くらい離れているので、本当に兄さんって感じで仲良くさせてもらっています。でも、笑いのうえでは肩を並べていたいという気持ちはあります。ユニットなんで、1組でも面白くないと「漫才至上主義」に対する評価を下げてしまう。だから、自分たちも先輩たちに引けを取らない漫才をしたいし、そういう意味ではすごく良い刺激はあります。

鎌田キテレツ(以下、鎌田) 「漫才至上主義」の活動を始めたばかりの頃、こんなすごい兄さんたちと一緒にユニット組めるっていうのがむちゃくちゃうれしくて、テンション上がりまくってたんです。当時、まだメンバーだけのグループLINEがなかったんで、爆上がりしたままのテンションで「グループLINEつくりません?」って黒帯のてらうちさんに声をかけたら、「いや、俺らはそんな馴れ合いでやってないからなぁ」って返されて……まあ、結局グループLINEは作ったんですけど(笑)。でも、そういうちょうどいい距離感っていうんですかね、お互いの面白さは認めつつ、そこまで馴れ合いはしないっていう良い緊張感はあります。

宗安 たぶん馴れ合いをしないメンバーだからこそ、今の活動もできている気がします。よく考えると、「漫才至上主義」って一匹狼が集まった感じはありますね。唯一、ダイヤモンドの小野(竜輔)さんがすごくフランクで、メンバーをつないでくれています。気兼ねなく意見を出し合えるというか、そこは小野さんの存在が大きいかもしれません。

――「漫才至上主義」が始まって数ヶ月経ちましたが、関係性や雰囲気などは変わりましたか?

宗安 先輩後輩関係なく、お互いにいじったりいじられたり。安心してパスを出せる関係が築けていると思います。黒帯さんなんて同じ大阪にいながらユニットを組むまで本当にしゃべったことがなかったんですけど、今ではすごく仲良くさせてもらってますし、頼れる兄さんですね。

――「漫才至上主義」での経験が、「M-1」などのショーレースの場で活かせている部分はありますか?

鎌田 めちゃくちゃありますよ。助かってます。

宗安 まず、舞台に出る場が増えたっていうのは大きいですね。これまで東京で舞台に上がる機会が少なかったんですけど、それが経験できたのはありがたいです。大阪と東京で受けたら検品クリアみたいな、ある意味でネタの精度を確認する場をもらっているような。「M-1」みたいな全国規模のレースだと、大阪と東京どちらか片方で受けるネタでは勝負できないと思うんですよ。そういう点では場数をこなせているっていうのは得していますね。

鎌田 本当に色々な地域に行って、ステージに立って、お客さんの反応を感じることができるのはありがたいです。