勉強しながら作ったアニメが転機の一つに

――今回のイベント「Emotions183」に発表したねこぜもんさんの作品のポイント、こだわったことを教えてください。

ねこぜもん 「Emotion」というテーマの中で自由に制作して良いということで、「髪を切ったり新しい洋服を買ったり、ちょっとしたことで気分が上がる、景色が変わって見える」ということを絵で表現したいなと思いました。池袋PARCOさんに大きく飾っていただけるということで、元気が出るような、明るい色使いも心がけています!(※総勢 183名のクリエイターたちが、「Emotion」をテーマに様々な感情を表現した新規の描き下ろし のアートを制作、池袋PARCOをジャックするイベント「Emotions183」が開催されていた)

――ねこぜもんさんは、イラストだけではなく、アニメーションも作られています。普段使っている機材を教えてください。

ねこぜもん パソコンとiPadを使い分けています。今って、デジタルだとiPadで絵を描いている方が多いと思います。自分の場合は仕事で描く絵は効率を考えてパソコンで、趣味やラフなどは直感的に描けるiPadを使っています。アイデアを出したり、コンテを作る時はアナログで紙に描いていて、かたまってきたらデジタルでの作業に移行しています。アナログからデジタル化する際に自分の中で情報整理が出来るので!

――絵の描き方やアニメの作り方は独学ですか?

ねこぜもん 自分で参考書を買って、作りながら勉強していった感じです。実は初めてのアニメ制作は、MVの依頼を受けた時に、作った事が無いのに「やります!」と言ってしまったことがきっかけでした。納期が4ヶ月後くらいだったので、本を片手に勉強しながら、作りながら…無事に完成させることが出来ました。すりぃさんの『ジャンキーナイトタウンオーケストラ』という作品です。それまでも、パラパラ漫画のような、ちょっとした短いアニメーションを作ったことはあったのですが、MVとなると4分ほどの長さですので苦労をしました。でも完成した時はとても感慨深かったですし、良い経験になりました!

――実践しながら勉強していったというのは素敵ですね。普段から、やったことが無いことに飛び込んでいかれるタイプなのでしょうか?

ねこぜもん 全然そんなことなくて、新しいことをするのは苦手なタイプです。不慣れなことを提案されると「怖い!」となってしまいます(笑)。アニメ制作は、昔、アニメーターに憧れていたこともあって、やってみようと。この作品を機に、注目していただけることが増えたので、自分の中で転機の一つです。