「恥ずかしいネタはできへん」という思いで取り組んでいる

――先日行われたM-1グランプリの準々決勝、お疲れ様です!シシガシラさん、ダイヤモンドさん、チェリー大作戦さんとのユニットで定期開催されている「漫才至上主義」も大詰めを迎えていますね。

てらうち 僕ら4組はみんなM-1で準々決勝進出止まりという状況にいます。そんななかで、ああだこうだ言い合いながらネタを作れるのはいいですね。みんな恥ずかしいネタはできへんという思いでちゃんとネタを作ってくるのでさぼれない感じです(笑)。

――東京と大阪ではお客さんの雰囲気もやはり違いますか?

てらうち 東京のほうがお客さんがあったかい感じがするというか、楽しみにしてくれてる感じが伝わってきます。

大西 東京ではあんまりすべったことはないです。東京にずっといるわけではないんで、ええとこだけ見せられてるからかもしれません(笑)。

――「漫才至上主義」は東京、大阪だけでなく名古屋や福岡でも開催されました。

てらうち 僕ら目当てにわざわざ来てくれはる方も多くてありがたいです。

――YouTubeの「黒帯の黒帯会議(以下、黒帯会議)」の影響も大きそうですね。お二人の漫才は、相手を傷つけないソフトな掛け合いで知られていますが、「黒帯会議」ではまた違った一面が見られます。

てらうち マジで人気なかったんですよ。劇場にも全然出られへんくて、給料も1万円ないこととか全然あったんで。こんなに誰にも観られてないなら嫌われたらええかと(笑)。

大西 好きになってもらうのは無理やけど、とにかく(皆さんの)視界に入りたかったんです。始めてすぐやったのに、再生回数10000とか行きましたからね。ただ、コメントとかではめちゃくちゃ悪口書かれるんですけど。

てらうち ざまあみろでしたね。

大西 そこから普通にまともにやりだして。

てらうち まともではないねんけどね、今も。ただ、M-1界隈で面白いってなってくれたんで、そこまで過激にせんでも、ネタを見てもらえるようになりました。

――YouTubeでの発信を始めた時の周りの反応はいかがでしたか?

てらうち 叩かれると思ったけど、意外とそんなことはなかったです。結局、それまで行動に移さんかった俺らが悪かったんやってなりましたね。いろいろやってみれば、アカン時はアカンって言われるけど、よかったらちゃんといいって言ってもらえるんや、ということがわかりました。

――YouTubeに挑戦している芸人さんは多いですが、ダイレクトに結果に結びついている方はかなり限られている印象です。

大西 みんなのを見て「こんな感じだけはやめよう」と、逆張りでやりました。YouTuberに憧れている時期もありましたね。

てらうち でも芸人でこんなんやってええの?っていう空気は最初の1年ぐらいはありましたね。

大西 金髪ピアスという、てらうちの見た目も大きかった。

てらうち 元々そういうチャラチャラした奴ではあったけど、やっぱり芸人の世界では、ツッコミなんやからちゃんとしとかな、みたいなところがあるんです。でもそう言ってた奴らのこと、俺も嫌いやしなって思ってました(笑)。

大西 説教とかされるんですよ。でも数字がついてくればね。

てらうち ちょろいです(笑)。でもそれまで色々あったので。

大西 でもその時に二人で「ネタはもっと頑張ろう。サボったらほんまに終わる」ってよく言ってました。YouTubeめっちゃ頑張っててM-1で1回戦で落ちたら……

てらうち 叩いてる奴らからすれば「ほら!」ってなるじゃないですか。

大西 そんな奴らよりM-1では絶対上に行ったろうと思いました。

てらうち 大体そうなりましたね。気持ちがいいです(笑)。