変わりものだけど優しい、バディ役の和田正人さんは“役”そのものの雰囲気

--『海岸通りのネコミミ探偵』のオファーを受けた時はどんな気持ちでしたか?

牧島 輝(以下、牧島) ペットの探偵という職業を初めて聞いたので、「どんな仕事をするんだろう」と興味を持ちましたし、猫の動きも気になりました。

――ペット探偵の仕事の内容はどうやって把握されたのですか?

牧島 実際のペット探偵の方に現場に来ていただいて、使う道具や逃げたペットの探し方などを説明してもらいました。実際に猫を探して欲しいという依頼は多いらしくて、しかも意外と見つかるらしいです。知らないことだらけで面白かったです。

--牧島さんが演じた猫塚照に共感するところはありましたか?

牧島 猫塚は、バイトをしてもすぐに辞めちゃう、俗にいうダメなやつだけど、明るくて前向きなので、演じていて気持ちよかったです。共感できたところは、猫塚とペットの関係です。僕も昔、犬のポメラニアンを飼っていて、つらい時に心の支えになってもらうこともあって特別な存在でした。家族の一員として16歳まで長生きしたので亡くなった時は相当しんどかったです。

--バディとして共演された和田正人さんとのテンポのよさが印象的でした。和田さんにはどんな印象を持たれましたか?

牧島 明るい方です。少し変わっているところもあるけど(笑)、優しくて常に気にかけてくれて、役に近い印象を持ちました。シーンの合間についても「俺はこう動こうと思っているから、こういうことを言ったら面白いんじゃない?」と提案をしてくださって。コミュニケーションがしっかりとれていたので、テンポよく撮影できたと思います。

--猫の演技もナチュラルでした。

牧島 すごいですよね!来てほしいタイミングでちゃんと来てくれるんです。猫待ちもほとんどなくて、想像以上の役者さんでした。

--海のロケーションが素敵でした。

牧島 湘南の海などで撮影しました。海が見えるところは爽やかで、気持ちがよかったです。完成した作品にも水平線が広がっているシーンがあっていいなと思いました。

--進藤丈広監督の演出はいかがでしたか?

牧島 作り込むのではなく、ありのままを撮ろうとされていて、役者に委ねてくださった部分が大きかったように思います。

--子役の方の演技も自然でしたね。

牧島 菊池爽くんにはだいぶ助けられました。僕は姉が2人いる末っ子で、小さい子と接する機会が少なかったのですが、菊池くんと接していて「弟がいたらこんな感じだったのかな」と思いました。

――またペットを飼ってみたいですか?

牧島 ペット好きなので飼いたいですね。分かりやく懐いてもらいたいので、飼うとしたらまた犬になると思います。

――映画の見どころを教えてください。

牧島 ペットの捜索を通じて、ペットとの絆、家族の絆の大切さが実感できる作品です。不器用ながらも一生懸命に生きようとする登場人物たちの姿は勇気づけられるし、笑えるところ、感動するところもあり、ホッコリした気分になれると思うので、ペットを飼っている人はもちろん、そうではない人も、世代を問わずいろんな方に観ていただきたいです。